激安足こぎカヤックなど、小ネタを少々

足こぎ

2017年11月26日 09:44

 10月から12月は毎年そうなんであきらめてますけど、ほんとに出艇できない日が続いております。
一応自分の中での法則だが、前回何時出艇したか忘れるくらい悪天候が続いたように思えても 結局3週間に1回は好天が巡ってくる というのがある。
が、既に今年は10月に1か月丸々出艇なしと言うのを食らい、現在もそろそろ3週間になってきた。 来週中盤に1日くらいいい天気になりそうな可能性はあるが、むしろまたもや1か月なしをくらう、というかこのまま冬場の微妙な安定期までこの調子が続くと思ったほうが良いんだろうな と思われる。

 が、釣りができない分 それなりにブログに書くねたはたまってるので それについて今日はお話ししよう。


 まずは、大型4駆がオーバースペックなため 燃費重視の軽自動車を買った。

カヤック運搬車といえばみなさん砂地のしかも傾斜があるところを走る可能性があるから4駆というイメージだろうが、実際は例えジムニーでもそんなとこ無理して走ればスタックする可能性が高い訳で、しかもいざと言うときレッカーも来てくれない可能性すらある。
だから現実的には 自分の場合そんなリスクが少しでもあるところにカヤック載せてゆくことは絶対にないのである。 すこし砂地から離れた安全圏でカヤックをおろし、カートに載せてゆけばよいだけの話。
が、舗装のない 雨水とかに掘られた坂道くらいはたまに車で走ることはある。 砂交じりの傾斜のある所もある。
と言うことで グリップコントロールのついた生活4駆よりちょっと上のグレードのハスラーがいいかなと。




もやは ユニクロのかわいい柄物を買ったのはいいが街中で同じものを着てる人がダブりまくる
に近い様相を見せつつあるハスラー。
なんとかそういうダブりを回避したくて こんな感じに仕上げてみた。
実際の色はラクダの股引色 カスタードクリーム色です。
沖縄県民以外にはピンと来ない話かとは思うが
 自分が近所でよく見るおなじみのハンヴィー(米軍車両)のカラーリングにインスパイアされてみました。

4WD ターボでパワーは十分 生活4駆では走れないようなラフな道も走ってみたが 走破性ばっちり。 というかそんなラフロードは道も狭く曲がりくねるので、ハスラーのほうが小さい分走りやすい。 

とまあ、車自慢はさておき、 問題はカヤックの積載ですね。

カヤックを軽自動車に積んでる人は非常に多く見かけるが、みなさんちゃんと許可とってますか?
3.39Mの車体長+1割33.9cm が積載許可なしで載せれる範囲なのであって それ以上の長さのカヤック 

つまり約3.74m以上のカヤックを軽自動車に載せる場合 制限外積載許可がいりますよ


 レボ13とか 最近人気のペスカドールとかは軽に許可なし積載は出来ないですよ。 
自分はこういうことはきちんとやるほうなので 許可を取ったが、 その際県警交通課本部でも 前例がないということでいろいろお手間をかけてしまいました。
でも結果的に、コース申請とか柔軟に対応してもらえて、これで安心して16FT艇を載せれるようになったし非常に良かった。



それにしても 今回申請で前例がないと言われたからと言っても全く前例がないとは断言できないものの、一応 現在の県警本部の担当者がないと言ってる以上 街中で見かける軽自動車に3.7m以上のカヤックを積載してる方々、
あれ ほとんど交通違反と思ったほうが良いのかな?

心当たりがある人は今すぐ違反をやめてほしい。 きちんと許可とってください。
今許可をちゃんととれば、 みんながきちんと法律順守すれば、本来面倒なコース申請の件とか警察の方も柔軟に対応してくれるはずです。

が、不法積載を繰り返す人が増えれば というか目下そういう人ばかりなわけで、そうすると 取り締まりも厳しくなって 柔軟な対応もしてくれなくなるであろうという訳で。



さて、 もう一つネタがあります

多分 もうすぐ 激安足こぎカヤックを販売すると思う
数種類サンプルを取り寄せてるところなんで まだ、詳しいことはしゃべらない。

ざっとコンセプトを紹介すれば、
みんな足こぎカヤックは 速いから遠くに行けると思ってるでしょ?
自分はそうは思わない
そもそも どこまで遠くに行けるかはカヤックの速度によって決まるのではなく
どこまで遠くに行けるかは各人の手漕ぎで何キロ漕げるかの能力 によって決まる
でしょ? 最近は足こぎ艇が初めてのカヤックと言う人も多いと思うが、自分の手漕ぎ能力が何キロなのか把握してる人、、、少なそうだなあ、、、、
基本足こぎカヤックってホビーも ネイティブも どこのメーカーのでも数年使ってるとどこかしら 確実に 絶対に壊れてくるのであって
そういうトラブルは得てして海上で起きる。 そういう場合手漕ぎで帰るしかないわけで。
そういうことを考えて出艇しない人はいつか海保のお世話になると思うな。

無論 例え行動半径が手漕ぎと同じだからと言って足こぎにメリットがない訳ではない。
言うまでもなく行動半径とは線ではなく面の話なので たとえ数キロの範囲でも隈なく探索するには足こぎの機動力が物を言うし、何といってもストップ アンド ホバリング アンド ゴー の繰り返し、これは足こぎ艇でしかできない芸当だ。
また、この行動半径と言うやつも 決して真円である必要はない訳で、基本陸から垂直に何キロ行くのかの制限はあるが、陸から並行の範囲に関しては出艇位置以外にも、緊急帰艇場所があるならば、ある程度任意に広げることができる。 つまり、楕円なかんじで、自分なんかもそうだが沖には1-2kmしか行かなくても、陸に平行には5km.10km移動することはよくあると言うことだ。

、、、えーと、コンセプトの話ですね。
端折って言うと ただ、自分の手漕ぎ能力の縛りがある以上 所詮カヤックの行動範囲など限られており、いろいろある足こぎ艇 レボ11.13 アウトバック ペスカドール スレイヤー なんでもいいけど 結局ですねー、性能差に一長一短はあれど まあ、時速0.5km速かったり遅かったりとか安定性の差とかあるでしょうけど 実用上は50歩百歩かなあ と思う訳です。  
それでも 陸との平行移動にめっぽう強いレボ16は頭一つ抜けてる感はあるけど、まあ、それもエンジン積んでる訳じゃあないんでね。
 ということで、16FTならともかく4m以下の足漕ぎを買うのなら あまり迷わず 一番安いのでもいいんじゃないかと思う訳です。
 むしろ、あまり沖に出ず 横移動重視なら3.33mに収まる範囲の足漕ぎ買って、1馬力なりエレキ船外機付け、4M以下のカヤックに不足がちな機動力を補足してやるほうが良いんじゃないかとすら思える。 使い勝手としては2馬力艇に近くなるが、 忘れてはいけない 足こぎのホバリング能力。 何百万円もする高級フィッシングボートでホバリングコントロールができるのはあるが、足こぎのホバリング能力はそれより高いと思うよ。

 が、ここで問題なのは 単純に この日本の船外機の規定にあった長さ 安定性の良い足こぎカヤックってのがないんですよね。
ホビースポーツはいくらなんでも短すぎ 幅もやや狭い。 スレイヤー10もいまいち短い。 しかもどちらも船体価格高すぎ。船外機もセットで買ったら艤装もいるし50万円コースだ。

なんせ昨夏買い換えたレボ16にしても、 性能には以前よりとっても満足しているから同じものを買い換えたんだけど、一方で為替レートの関係で セイルやアウトリガー カートなどの付属品を入れると50万円の出費になってしまった。 自問自答しちゃいましたね。 これってほんとに金額に見合った投資なのかな?って。 50万円と言えば 例えば船舶免許取って、中古の漁船が買える金額です。 
 趣味にそこまで贅沢したい人は 自分も含めですがどれだけいるかな? と思い 
で、じゃあ自分が輸入しちゃおうか? と。 

なので、コンセプトとしては
1. アウトバック ペスカドールに並ぶ程度の安定性
2. 船外機装着もできる長さ。 3mは短すぎ 出来るだけ3.3mに近い長さ。
3. 当然足こぎユニット付き  これがなけりゃ素直に2馬力ボート買ったほうが良い訳で
4. 何より安いこと。20万円以下が理想。 

上記が両立できれば、2人乗りができない、載せれる荷物に制限がある と言う点を除けば2馬力ボートをはるかに超え、3-4mの高級足こぎカヤックよりもはるかに使えるという理屈になる。

で、サンプル第一弾手に入れましたよ。


11FT艇です 横幅アウトバックとほぼ同じ  
座り心地 ホビーのバンテージシートと同じようなもんです


サイズのわりに巨大なトランクスペース
 超シンプルなラダーシステム。
 自分はネイティブやプロアングラー、コンパスのタイプは海上でラダー壊れた時、水中でぶらぶらさせる以外にないので好きではない。
こういうシンプルなのが良い。 壊れたら持ち上げて、パドルをラダー代わりにすればいいだけなんでね。


何の写真家わかり辛いが、右前方のロッドホルダー基部のアップ。 真鍮めネジが埋め込まれ、裏側回りもポリが盛ってあるから強度は高い。
例えば右横に船外機を付けたとして、この基部を使い scottyタイプのアウトリガー(知らない人はネットで検索)を付けたとする。 同じ右なんで、重心バランス的に、左のアウトリガーはいらないかもしれない。 基本こういうscottyタイプのアウトリガーは基部の負荷が強くかかり船体に良くないと思うのだが、上記の取り付けネジを使えば悪くないかなと思う訳。 あと、アウトリガー取り付け位置としては見栄えしないかもしれないが、パドリングの邪魔にならず、昔から海外のアングラーでこの位置につける人は多い。 ちなみにセイルをするならこの位置が良い。 カヤックにセイルを差し込む穴はないが自作で簡単にできる。 安い船なら穴あけ艤装も気軽にできるしね。


ドライブを分解してみる
一見ホビーに似てるが全く違う構造のドライブシステム。 
ホビーの切れやすいワイヤータイプではなくギアで動作を制御してるんです。 ギアな分抵抗は増すと思うが、可動部分にたくさんベアリングが仕込んである。 (このタイプのベアリングはバイクのステアリングステムなんかに使うのと同じタイプ。 負荷が高く、さびやすい環境で、かつ挟み込み型の構造に妥当なものだと思う。)
ベアリングのおかげか抵抗感は旧タイプのミラージュドライブなみ。 、、、というかミラージュドライブだが、確かに手で動かすと旧タイプと新タイプで抵抗感は明らかに圧倒的に違うんだが、実際漕いでみるとその差は気になるほどでもなく、特に新タイプで疲労感が減ったと言う気もしないんだよなあ。
つまり、この手で動かしたときの抵抗感の差は気にするほどの事ではない。 あえて現行ミラージュとこのドライブの差を言えば、言うまでもなくバックができないってことです。 まあ、バックは、、、、便利だけど、、以前も言ったが こういうものは2-3年後どこか必ず壊れるわけで、バックのとこが壊れると海上で修理できないし、リスクはあがってるわけで、一長一短。

長くなったんで、今回はざっとこんなとこにしとこう。









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