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2018年06月07日

肩たたきな引きの魚がきたら、、、、

昨日と一昨日 2日連続で出艇しました。

一昨日に関しては海況的に場所を選べば安全圏ではあるものの、安全圏の端のほうというか、自分的にはよほど釣りに飢えた気分の時を除き出艇しないコンディション。
が、思うに、アンパラ ステディー350に関し、海況的に実釣では大体どの辺までならOKなんでしょうか などという質問もいずれあるだろうと思う。 この日は、ちょうどその見極めラインのテストにぴったりな海況と見た。

 実釣で大体海況はどの辺までならOKかの見極めラインとは、突き詰めれば、
出艇出来るだけでなく 支障なく釣りができる限界ラインのこと
すなわち

 海側から吹く風4~5m/s以下 波高50~80cm 波方向海側より 沿岸潮流速め
*沖縄は沖にリーフ浅場帯があり、インリーフの浅場と外との潮の出入りやリーフ外からの急激な深度変化により、しばしば沿岸の潮流とうねりの向きは違うという事態が起きます

上記で注意してほしいのは波風方向を海側としているところ。
このコンディション、もし波風が陸からなら、少々荒れてもそこまで危ない目にあうことはあまりない。
がしかし海側の場合 全く 全然 徹底的にわけが違う  初心者の方はこのところを忘れないでほしい。
絶対 あー 風速~mね とか ~cmの波ね だけで海況チェックを終わらせず、それらの向き 時間帯での変化までチェックすること。
風向き 潮流 波の向き海側の場合 それぞれがばらけているかシンクロしてるかでえらく違う。
 たとえ風速波高が数字的にはそれほどひどくなくとも 海側かそうでないかで 天国と自国の差があるのだ。

具体的には風速4m/s 波高70cm 潮流普通  シンクロ度が低く、流されるスピード2km/h以下 なら、おおむね釣りになるレベルと言えようが  それぞれがシンクロを始め 風速5m/s 波高80cm 潮流やや速め であれば緊急退避レベルの海況となる。
僅かな差のように見えるかもしれないが、海側から5m/sの風 特に波とのシンクロ系が吹くと 普通20-30cmの小刻みな波の上乗せが来る。
潮流と波がシンクロするときも同様。 要するに1Mを超える高さの波の、いわゆる鬼の洗濯板に揉まれるという訳だ。

この鬼の洗濯板が立つと、比較的しのぎやすいのは船の正面から波を受けて進むパターンだが、
これをやるには やはりツーリングカヤック系の船型 5M超であったり 極細の鋭いバウ、 60cm程度のはば が望ましい訳で。 そういう船型でないと波を切って進めない。 いわゆる大多数のアングラーが使う4m以下の長さ 80cm以上の幅のあるカヤックは こういう場合、安定性に不安はなくても、波を叩きやすく、負荷が増えいつまでも安全圏には帰れないわけだ。

そしてもっと恐ろしいのが後ろからの鬼の洗濯板。 波や風を背にしてるから早く退避できそう、、、なんて思うなかれ。 一瞬で沈で死にますよ。 下手に速度を上げると ブローチングに近い現象が起き、あっという間にケツをフラれ制御不能に陥りバランスを崩します。 以前当ブログで紹介した、ホビーアウトバックやプロアングラーのYOUTUBEでの沈動画はいずれもこの後ろからの波でやられてる。
なので後ろからの波の際は、船をやや斜めに向け、常に常に常に視線はうしろに配りながら ラダーを常にいじりながらゆっくり進むのが定石。 波を真後ろに受けたほうが安心感はあるかもしれないが、カヤックの場合それではうしろが見れない。 基本波のほうがカヤックより速いので、波の底からのぼりで持ち上がる頂点手前までは漕いで、下りになる手前で漕ぐのをやめ、ブローチングに備える、そこまで極端な危険度がない場合は逆にサーフィン状態に持ち込み迅速に退避する。 なお、ラダーを常にいじりながら というのも結構重要、全く同じ向きに走行すると、だんだん波のリズムに乗って横揺れが大きくなるので、微妙な微妙な方向転換を繰り返し不規則なリズムを作り波のリズムを打ち消すという訳。

あー こういう話は長くなるな。 まあ、各人経験で学んでください。
いずれにせよ、どんな船に乗ろうが船の性能を過信せず、今日の海況は若干厳しめだなと思ったら、風上波上であろうが風下波下であろうが(そもそも終日風上が同じ方向とは限んないですから) 安全圏まで500m ましてや1km以上離れたところにはゆかないのが基本だと思う。
1kmであれば、かなり強い抵抗の下で漕いでも ゆっくり漕げばさほど疲れないし 万一パドルで帰ることになっても1時間もあれば安全圏に戻れる。(上記例の海況時の話。 風速5m/s以上の予報の日 悪化の先が読めない日 に出艇するようなキチガイの話ではない)

で、話を戻しますと、ちょうど上記のようなコンディションの日でもあるし、アンパラ ステディー350で、、こういう海況ってどうなの どの辺の海況まで安全? みたいな質問が来た時 初めてカヤックフィッシングをやる人の立場でこの海況で乗ってみて、返事が具体的にできるように演習に出かけた訳です。 

場所は北部、 もともとほとんど行かない北部はポイントもよくわかっておらず、よーく考えてみれば 7年間釣りをしていまだに北部で大漁ですというまともな釣果を出したためしがない。 が、毎度同じとこに通うのは飽きるし、なにより上記の演習のために 丁度いい感じの なで斬り系 の向きの海側の波風 終日急激な天候変化の様子もなくぎりぎり釣りができる海況が続きそうな場所が北部にあったんで。 

えーと 皆さんアンパラカヤックの艤装状態の写真を見たいだろうから、、、 ちょっと思いついたのが撤収の時だったんで くたびれた感じの不完全な写真ですけど。
肩たたきな引きの魚がきたら、、、、

肩たたきな引きの魚がきたら、、、、

肩たたきな引きの魚がきたら、、、、


で、出艇時に話を巻き戻してと、
朝の海況は 風速3-4m 風と波の向きが逆なのでほとんど流されず。 波は高いやつで目線ギリギリ、それより高いのは来ない、、、てか、その割に波が荒いような? あ、そうだ ネイティブウォータークラフト系のカヤックは座面が高いんだよな。 当方の愛艇 レボ16FTは座面が水面より下に来るんで、全く違う 10cm以上違うと思う。
まあ、しかしそれでも1次安定性はアンパラ ステディー350のほうがレボよりはるかに上、アウトリガーの必然性は初心者でも感じないかもしれない。 

 風速が3m台なので、釣りに困るような海況ではないので、まずは普通に釣りをば、、、、
ちなみにこの程度の波風の抵抗であれば、レボ16だろうがステディー350だろうが、はたまたアウトバックだろうがぺスカドールだろうが、あまりできることに差はありません。 当たり前の話ですけど、エンジン=人間のほうが同じですからね。 660ccの縛りの下でいろんなタイプがある軽自動車と同じようなもんです。 ここんとこ忘れて一部のカヤックに過度の期待をする人多いよね。
無論500kgの車体に軽エンジンを載せれば下手なスポーツカーより速いし、ジムニーなんかもある。 両脇に突き抜けた存在はある訳で、それはレボ16FT やプロアングラー、ネイティブタイタンなんかが該当するだろう。 が、どんな軽自動車も近所のコンビニに行くのにこれと言った実用度の差はないでしょ?


ここは一度ここは来たことあるが、その時チェックしといた魚探反応が濃くあった場所の魚影がこの日はほとんど消えてる、、、、
最近多いよね このパターン
嘆いても仕方ないのでゆっくり移動しつつ探ってると

とんとん とあたりが来ました。
結構重い。2kg前後か?
なんだ、このもさっとした引きは?
頭はそれなりに振るのだが、強くない。
そして中層を超えても引き続けるのだが、妙に一定のリズムで

まるで かーさんおかたをたたきましょー 

とんとん とんとん とんとんとん

とまったりと引いてくる。

これは例のやつかもしれない
肩たたきな引きの魚がきたら、、、、
センニンフグ
全くうれしくない毒魚。 しかもジグの塗装を痛め、フックやリーダーをぼろぼろにするやつ。
個人的にはカマスとかもうれしくない系だが、カマスは喰うにはうまい魚。 ヤガラも嫌だがヤガラは道具を痛めない。 ダツは相当嫌だが、エサ釣りをするならいいエサになる。 そしてサメもむちゃくちゃ嫌だが、少なくとも話のいいネタにはなるし、狙って釣れば猛烈な引きとスリルを味わえる。 サメも結構単調なもさっとした引きをするが、何分でかいからね。
が、センニンフグはほんと取り柄というものがないね。 年に一二回どうしても出会ってしまうやつ、、、

リリース後フックが痛んだ状態で釣りを続けたら、タマン系のあたり しかも良型、 が、 案の定ブチっとフックが切れて逃しちゃった。 反省。
近辺を探ってると サイズは相当小さくなったが 同じような引き
肩たたきな引きの魚がきたら、、、、
白タマンね。

続いてフォールで食ってきた。
多分同じ奴だろうと容赦なくゴリ巻きであげたら
肩たたきな引きの魚がきたら、、、、
目が出ちゃった。一応42cm位なんだが、自分の場合アカジンは45cm以下は小物扱い、リリース対象なんで、、、

そのあと また

とんとん とんとん とんとんとん

肩たたきな引きの魚がきたら、、、、
あのなあ、、、、、

そして今度はバックーんと大型が!

しかし竿はブチ曲がるも

とんとん とんとん とんとんとん

途中でフックオフしたが、多分センニンフグだろう 何しろこいつらは1M位まででかくなるらしいからな。
もうこんなセンニンフグの多いとこは2度と来るもんかと 思いっきり釣りへのモチベーションが下がってしまい
まあ、いいや じゃあ、あえて2kmほど風下に下り、若干荒れた海況での帰投シュミレーションでもやるかという事に。
2kmはちょっと下りすぎなんだが、ちょうど陸を真横に見ていつでもすぐに退避できる環境だったので。

下り終えた時合いで 波は低く弱くなったが 風が5m/sくらいで吹きだした。 波風逆方向だったわけだが、風が卓越してきたので風下に2km/h超えないくらいのスピードで流されている。
海側の風ですのでね。20-30cm程度だが、周期の短いざわざわした波がバンバンバウを叩きます。
こういう海況はレボリューション16ftのほうがはるかに優越する瞬間だな。 
2km/hで流されるってことは 単純に4km/h出る相当のスピードで漕げば、実質2km/hで進める って訳じゃありませんからね。
波でバンバン腹を叩けば その度に速度が落ちる。 鋭いバウ、長大な船でなければスムーズには行けません。
本来ツーリング系シーカヤックでなければレボ16ftは欲しいところ
レボ13FTではたいしたことないし、ましてやアウトバック ペスカドール ステディー350ではだいぶ負荷はあがる。

シュミレーションにはちょうど良い。 慣れない人のパドリングを想定してパドルで漕いだり、向かい風でも疲れない足こぎ速度を見てみたり、いろいろ試せた。
まあ、結論的に言えば 自分の思うギリギリの海況ですけど 問題なく使えますね。 
それからちょっと汚い話ですが、見るからにおまる型のドライブユニットの穴。 もよおした際に素晴らしいです。 正直この海況で、うんちんぐすたいるでぐらつかなかったのは驚き。 つまり、、 アウトバックとかステディー350にアウトリガーはいらないと言えるが でも やっぱりもよおした際の事を考えるとあったほうがいいかもだなあ。
万一の際、下げたパンツで足の自由が利かないし、それが原因でフルちんでおぼれると恥ずかしいからな。 

ただ、アウトバック ペスカドール ステディー350と言ったカヤックは全般 風上に急いで向かうってのは苦手なので、 とにかく2kmとかむちゃな風下に行かないってのは徹底してほしいですね。 どうせ行っても帰りに苦労するし2時間3時間かかりますし、時間の無駄ですよ。

長くなったんで 残りは急ぎ足で。
この日はあとタマン釣って終了
肩たたきな引きの魚がきたら、、、、

翌日は いつものイカポイント、、、、いや、去年のイカポイントだが、今年は3回通って1杯も釣れてない。
なので、執念のイカオンリーでやる。
朝方の海況予報はべた凪、ただし10時過ぎより雨雲が立って急変の可能性あり。 ただし、風は完全に陸からなので荒れる可能性は低い。

結果は
執念4時間しゃくってようやく1杯
肩たたきな引きの魚がきたら、、、、

予報通り10時過ぎに風が5m/sくらいで吹きだしたので撤収。
前日より強い風なんだが陸からなので小刻みな波の高さが低い10-20cmくらい。 この程度だとレボ16ftでゆっくり漕ぐのとステディー350で漕ぐのとそこまで変わんないな。 前日のような感じだと圧倒的に16有利なんですけどね。

ステディー350についてはまた詳細を別の日に書きますが、総じてすでに何度も言ってるように 無理しなければ普通にレボ16ftユーザーの自分ですら満足行く程度に使えます。 別にステディー350が特殊なんではなく、アウトバック ペスカドールでも同じこと。 この辺の4m以下 80cm幅以上のカヤックは 無理をしなければ使えるんです。 ニュアンスが微妙ですけど、あんまりステディー350に特殊な期待はしてほしくないんでね。 
突き詰めた釣りのスタンスで性能を語ればレボ16を40万円出して買ったほうが良いんです。 
が、 そういう本気な感じの釣りではなく のんびり楽しくやる釣りのスタイルもある訳です。そういう大多数の方にとって40万もするカヤックが必要なのか? レボ16ftに乗る私だからなおさらそこは疑問に思う訳です。

 激安でサポートもつかない 大陸性のカヤックですが、装備、価格を勘案すれば設計構造上の詰めの甘さも目をつぶれるレベルで、ネイティブの補修パーツがほとんど使えるし、設計はおおむねネイティブコピーなんでしっかりしており 無理のない海況を選べば とい条件下でいえば 実釣で結構使えるし、好海況の日に限って言えば、レボ16ft並みに機動力あるしこれで十分素晴らしいじゃん というスタイルがステディー350の立ち位置です。

あえて 不満を言えば このネイティブ スレイヤー10.12系のラダーですね。 鈍いんです。 これはユーチューブなんかのネイティブユーザー動画なんかを見ればわかるが、ネイティブのラダーはホビーに比べだいぶ不評。 当然ステディー350も似たようなもの。
基本ラダーのサイズというより、ラダーの位置が水面下十分に深く位置していないのが原因なんじゃあなかろうか?
であればこそ ホビーコンパスのラダーが ネイティブ系のデザインでありつつ わざわざ水面下深く入るように出し入れできる構造であることに説明がつくし、アフターパーツで売り出されているラダーもそういう傾向のデザインだが、これも説明がつく。
まあ、これも改めてですね。 プロペラ足こぎ フィン足こぎ 徹底比較 の記事の後に書きます。 結構足こぎユニット以外でも ホビーとその他プロペラ勢との違いは多いので。


最後に

ステディー350 の 九州 本州エリアの配送詳細も出てきてるんで、まもなくその辺お知らせします
お楽しみに。












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Posted by 足こぎ at 23:59│Comments(2)今日の釣り
この記事へのコメント
コメントはお久しぶりです!
海状の説明素晴らしいです!
自分も色々と質問受ける事が多いですが、説明しても実際出してみて分からない事や、自分の限界は人各々ですからね。難しい所です( ̄▽ ̄;)
キャスティングがメインな自分としては12fクラスの足漕ぎ艇が魅力的であります。
Posted by でぶG at 2018年06月08日 00:41
カヤック海難事故も増えてますから、不特定多数の方への発信なんで誤解曲解が起きるでしょうが、定期的にこういう記事を書くことが重要なのかなあと思って書いてます。

足漕ぎの特に小回りの利く全長短めのものはリーフ周りの釣りには最強かもしれないですね。 複雑な浅場と深場の際とかトレースしつつキャストできるし、波のブレイクのほうに向いて、ホバリングやバックしながらキャストできるし、深度5-10Mのところによくあるキノコ型の沈み根の周りを(危険なキノコの上に流されずに)ネチネチ攻めたりできますから。
Posted by 足こぎ足こぎ at 2018年06月09日 09:15
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