てぃーだブログ › カヤックで GO FISHING
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Posted by TI-DA at

2022年07月12日

釣れてます

第5期予約中止
円安で利益が出ません。 連絡いただいていた方々には申し訳な限りです。 円相場次第ですがいずれにせよ来年度には必ず改めて案内します。


 さて、春先釣れない釣れないと嘆いていたのだが、九州南部に住んで3回目の春シーズン、思えば毎年梅雨明けまで不安定な釣果が続いているのに気づく。
これは何か原因を探さねば、と当然考えるのだが、すでにブログでも語ったように、現在自分がメインとする釣法は 生き餌を使う いわゆる泳がせ釣の一種である落とし込み釣りだ。 ある程度生き餌任せでテクニック介入度の低めの釣り、そしてあらゆる釣法の中でおおむね最高な魚の反応が得られる釣りである以上、テクニカルな点でやれることは少ない。
 が、唯一、思い当たる節があるとすれば、
それは、大量にわく小型ベイトの季節 であるということだ。

特に4月ごろの錦江湾はすさまじく、海面はあたり一面ルアーサイズの小鯖だらけといっても過言ではない。もちろんサバ以外の小魚も多い季節だ。 既に7月現在 そのような小鯖のラッシュは終了し、新子のサバがたまに連れてもサイズは20cmを超えるようになってきている。 しかし、サバやもっと大きくなるブリカンパチ以外の新子のさかなは当然ほかにもたくさんいるわけで、イワシや小アジなどが代表格。

つまり、急に春先釣果が落ちた原因を 餌に使うベイトのミスマッチと仮定すると、 うまく説明がつくような気がするのである。

で、泳がせのえさに使う魚を小魚に変更して、現在に至る結果を言えば、釣果はおおむねV字回復といってもよい。

餌変更直後のシーズンはちょうど子サバラッシュの時期で 小鯖はなんにでもくらいついてくるし餌の確保には困らなかったが、

あら? みっしりサビキの廻りについてくるサバの写真撮ったんだけどな、、、
魚探画像のほうは分かりやすいかな


サバラッシュの後に、ハガツオの若魚ラッシュが5月ごろ来て、それ以降は餌に使う小魚が小あじやイワシになる。
が、ここで問題発生。 10cmくらいのアジってあんまり落とし込み釣に使う太いハリスの仕掛けでは釣れないし、今まで自分が併用していた大アジ用のサビキもあまり違いがない。 
そこで当然細くて小さいサビキを使うという理屈になるのだが、一定数かかった先からフィッシュイーターに食われたり切られたりするケースが増えるのは仕方ない。 それから、餌確保のポイントもどうやら若干違うと思われ、狙う小魚が小あじになって以来、結構釣り方 ポイント探し ともに苦労はあった。
が、その苦労のかいあり 釣果は上々。 そして釣れた魚が吐き出す小魚を今までよりよく観察すると、やはり出てくるのはルアーサイズが圧倒的に多い。
この件はもう少しケーススタディーを積み重ね ある程度考えがまとまったらまた紹介します。

釣果の写真は、だいぶブログ更新してなかったのでたまりすぎたので省略。

大物の写真だけ紹介

なんといっても大隅で釣れる大物の数 ナンバーワンは


大隅名物 サメ 両方とも1M20cmくらいだな。
もうね、泳がせ釣の上達とリンクしてか毎回釣れます。 釣れない日がないので、タックルも基本ライトジギング系のものは使わない。
と言っても根が荒くない場所が多い大隅のカヤックフィッシングはそれほどヘビーなタックルが必要なわけでもないけれど。
じっくり時間をかけてやり取りすればほとんどの場合カヤックに横付けし、仕掛けを回収できるところまで行ける。
なんせ毎回ですし多い日は2度3度かかりますからね。 そのたびにライン切ってたらばかばかしいですし、それに、なぜだか落とし込みの仕掛けってサメにかみ切られることがとっても少ないのです。 
必然的に大物とのやり取りが上達してしまい、


メーターオーバーのブリとのやり取りなんか余裕ですわ。好調で2釣行に1回は釣れるな。 まあ、デカブリは釣れてもあまりうれしくないですけどね。
頭としっぽ落としてもなおクーラーボックスに入りませんし、でかいクーラー持参で持ち帰れたとしても 大隅の春夏のブリ(冬ほどではないが結構通年釣れる気がする)は脂のってないし、セリに出したとしても二足三文。
うれしくないという点ではこいつも同じ

にべ、、、、手を広げるよりでかいしカヤック上に半分しか乗んないので計測不能。 いや だからブリもニベもなんで1M超えちゃうかな? 80cmくらいまでのにしてくれないかな? 70-80cmなら持ち帰ってさつま揚げの材料にしたり結構使い道があるんで。

うーん、自分にとって釣れてうれしい魚ってハタ系かマダイがメインなわけだけど、 ハタ系は種類によって差はあるが、一番釣りやすいオオモンハタはでかくて2kgちょっと 60cmはゆかないし、マダイはオオモンよりでかくなるとは言え釣れるものの平均サイズはオオモン同様。 思えば自分が釣る魚はそれらのサイズの上をいくものは、いきなり1M超えちゃうわけで、、、持ち帰りでうれしい魚で70cm 80cmってのはあまり出会いがないな。 

まれに つれてはいますけどね。

なんだかすさまじいメタボなホウセキハタ。 6kgだって。 これ まだセリに出した際の清算受け取ってないんだけど ちょっと楽しみ。確実に諭吉超えますんでね。

あとは いつものオオモン多数、
一般には珍しくないが 自分的には初のコロダイくらいか 3kgクラスのデカさ


それから5月ごろからクロホシフエダイがたまに釣れる。 クロホシよりシロホシなシブダイ(正式名フエダイのほう)が釣りたいけどな。 イサキも来るな。

中サイズ以上のサイズのアジより小あじは釣れる場所を選ぶし、この泳がせのマッチザベイト、を意識するようになって、今まであまり釣れなかった魚が釣れたり、あと、今まで釣れなかったポイントで釣れるようになったり、とにかく奥が深いものを感じる今日この頃。

  

Posted by 足こぎ at 21:16Comments(2)今日の釣り

2022年04月11日

激 鬼 釣れない日々

第5期予約受付中
締め切り4月後半ごろまで

 速度アップチューニングも加わり ついに性能 使い勝手共に大手足漕ぎと肩を並べるレベルに達したと自負しております。
今回の予約受付モデルは 
新モデル STEADY-MINI 330  SPドライブチューニング+速度アップチューニング済み VER



当方もメインで使ってる STEADY-PRO 415 SPドライブチューニング+速度アップチューニング済み VER 価格見直し済み


のみです。 

当方のカヤックは予約販売です。
詳細は当ブログ内 各カヤックページと予約案内ページををご覧ください。

急激な円安のため、次期の販売価格は上がります。
 




あ~ もうだめです。 全く釣れません。
一度や2度ではなく、前回ブログ更新以来 つまり3月中旬から以来 7-8回釣りに行ってるがピタリと釣れなくなった。 
ちょっとやそっと釣れないのレベルではない。
特に3月中は悲惨で、錦江湾でよく釣れるアジを使って泳がせをしても、魚が全く反応しないのだ。
思えば確か2月ごろから泳がせの反応が低下してきた実感があったのはブログにも書いたと思う。 それに、毎年そういえば春先から梅雨時にかけては苦戦してる気がするぞ、、、、
が、いずれにせよ最も魚の反応の良い生き餌の釣りで釣れないとなると、もうどうしようもないといいますかね。 当然苦し紛れにあれやこれやほかの手も使ったりするのだが、やはり釣れないものは釣れない。 

わかりやすく この7-8回釣行で、特に3月中のまともなお持ち帰り魚の写真を見れば その釣れない度がわかる


これだけですよ。 さらに 泳がせで釣れたのはオオモンのほうだけだ。
あとはアジ数匹。
勝ち負け確率50%ずつのじゃんけんだって3回4回連続で負けることがあるだろうが、普段の自分の釣果から言って、これは偶然負けが込んだとは言えないレベルで釣れていない。
極めつけは苦し紛れに3月末に出かけた佐多岬方面。
そもそも遠征というのはよく知らないポイントに行くということなので、あまり大漁は期待できないものかもしれない。 
とはいえ佐多岬だ。 
、、、、、、、、、、グッドバイ佐多岬

夕方まで粘って 純粋な坊主   てか、完全坊主ってこの数年どころか5年くらいくらってないんじゃないかな?

なんせね この魚探反応なら 本命とは言わずとも、イワシ類(画像上のほう)かアジ(中間下)くらいは釣れるでしょうに、、、、エソすらなし。 


で、いよいよ切羽詰まった状態になり、どこで何をしても釣れる気がしない、いや、釣りに行く気もしなくなり、危機感を覚え行ったのが

甑島遠征 2泊3日。
完璧な海況 風の日が数日予報で続いたのでね。
が、当日から予報は急落。 初日は出廷せずポイント探しだが、波こそほぼ0センチとはいえ爆風で、 翌日からの2日間、まともに釣りができるかすら疑わしい。 が、遠征の辛いところでフェリーも宿も予約済み。 最悪観光して帰ってくるだけになりかねない。
幸い2日目は 場所によっては強風だが 波も風も裏エリアでは比較的穏やかに釣りができる場所もある。

本当は遠景(1.5kmくらい)に見える島々廻り その沖に行きたかったんだけどね。 死にたくないので砂地ばかりの湾内の狭い岩礁でおとなしく釣り、、、全然遠征の釣りじゃないな。 地元内之浦湾と全く同じ釣りにしかならい。 
結局2日目も同じところでしか釣りができず、その釣果は




離島遠征2回釣行でこれはないだろう、、、、いつものポイントだって4-5釣行に1回はこのくらい釣れるからな。
まあ、天気予報からみて、本来なら出艇すら不可能なレベルだったのだが、実際は無風の時間なんかもあってさほどひどくなかったのが救い。
そういえば以前から沖縄本島と九州本土で風予報のトリッキーさ その傾向が違うのは気になってたんだけど、
一言で言えば
沖縄は おおむね雲が天候変化を連れてくることはあるが、海上の風は強さ 向きともにおおむね予報から極端には外れない。陸から吹き降ろす風も朝方を除きほとんどない。出艇できる海況の日に限れば風向きが一日で極端に変わることも少なく、おおむね実風速は陸の予報の1-2m/s増しだと思っておけばよい。 
九州南部は 雲一つない晴れでも突風が吹く。海上の風向きは予報も当日も終日同じではない日も多く、実風速が陸の予報の3-4m/s増しが普通に起きる。また、地形的に山のおかげで風裏になる場所が実際風が穏やかになるかというとそうでないときも多く、むしろ山から爆風が吹くこともある。
とはいえ、総じて風速1-2m/sの予報が出やすいのは九州なので、実際出艇できる日数で言えばやはり九州のほうが多いのだけれど、予報が外れることが多いのも九州本土だね。
で、この甑島の海況 風の感じを見て 100mくらいの高さの陸地の陰に隠れるとぱたりと風が収まるこの感じ、あー、沖縄と同じだなと感じたわけ。総じて陸地が引き起こす、風へのトリッキーな影響が少ないということなんでしょうね。

なお、この甑遠征では、泳がせをやろうにも、餌となるアジは全く釣れず。 よって上の釣果はルアーで釣ってる。
が、ジグではない。 タイラバでもない。 海面にキビナゴが結構広がってたので、ワームのクリア系3インチを使って釣った。 というか落とし込み仕掛けの4つ針の1個にだけワームを付けて。生きたきびなごは落とし込み仕掛けには小さすぎてかからないのでね。
で、結局オモリ代わりのジグやタイラバは全く反応がなく、すべての魚はこのワームに食いついたので、
うーん、マッチザベイトか、、、、、 この釣れない地獄の出口となる糸口になるかな、、、、

確かに、この季節 ベイトが大量にわく季節 サイズやカラーはシルバー、クリア系のワーム 2.3インチがはまるというのは理屈にはあってますね。 実はタイラバにワームをぶら下げるのは以前よりよくやってたのだが、色はほぼオレンジ 4-5インチ。 オレンジだから でかいからダメだったとか?
とにかくこの理屈で言えば、ベイト類の成長に合わせ、春先は小さめのワーム そこから徐々に、というのが正しい流れとなるが?

唯一の出口への糸口、これが当たりなら甑遠征も無駄ではなかった、ということで早速2日前の釣行で早速実践。
でもこの日出かけるのは、いつもたいして釣れない地元内之浦。



全部ワームに来た。
あとはいつもの

こいつらは25cm以上あるので餌には使えません。
が、20cm以下のアジはこの日2匹釣ったが、両方でかいのが食らいついた。 ばらしたけど。 内之浦ってこのパターンだな。アジ確保は苦労するけど泳がせで食ってくる魚はよそよりかマシ。
しかし気になるのは、0歳系の小鯖 小カマスのいない具合。おととしは湾内うなるほどどこにでもいたのに去年と今年はすっからかんです。

正直クリア系のワームにどの程度効果があるかはまだわからない。
が、こと錦江湾では小鯖 小イワシが出始めてるので、それを使った落とし込み泳がせ、マッチザベイトのワーム、オモリ代わりのジグ タイラバ と、3段重ねの釣りをしてれば、そうすれば何とかこの地獄体出できるかな と思ってます。




  

Posted by 足こぎ at 20:15Comments(1)今日の釣り

2022年03月07日

第5期予約受付開始 締め切り4月後半ごろまで

第5期予約受付中
締め切り4月後半ごろまで

 速度アップチューニングも加わり ついに性能 使い勝手共に大手足漕ぎと肩を並べるレベルに達したと自負しております。
今回の予約受付モデルは 
新モデル STEADY-MINI 330  SPドライブチューニング+速度アップチューニング済み VER



当方もメインで使ってる STEADY-PRO 415 SPドライブチューニング+速度アップチューニング済み VER 価格見直し済み


のみです。 

当方のカヤックは予約販売です。
詳細は当ブログ内 各カヤックページと予約案内ページををご覧ください。



ブログ更新が滞っていましたが、、、、なんせこのご時世ですのでね。

自分はニューヨークの9/11の時 現場の川向いに住んでいた経験があり戦争とかの事件には敏感で、結構鬱になります、、、、、
このブログではあえて釣り カヤック以外のことはなるべく話さないようにしてますので、この話はこれでピリオド。


さて、とはいえ仕事はしなきゃいけないし、釣りもやっぱり行かずにはおれない、というか行かないとさらに欝な気分になります。
太平洋側はトリッキーな海況が続いていますが、錦江湾はぽつぽつと出艇できる日はありますわね。
内湾なのになぜか太平洋側と同じような顔ぶれの魚が釣れて、しかもブリやカツオをも釣れる。 実にありがたいところです。
これでもう少し海底地形にメリハリがあると面白いのだけど、、、まあ、贅沢は言うまい。 おかげで根がかりもほとんどないわけで。

釣果のほうは、昨年の冬に比べればずいぶんいいです。 やはり錦江湾で豊富に釣れるアジを使った落とし込みっぽい釣りをするようになったおかげで、必ず1匹2匹の良型は安定して釣れる。 ただ、寒くなるにつれてなぜかオオモンがアジを食わなくなる傾向、さいしょは気のせいかと思ったが、海水温が最も下がる2月ははっきりその傾向が出てきた。 まあ、その代わりというか落とし込み仕掛けにぶら下げたタイラバとか、あるいはワームとかには反応するんですけどね。 寒さというより食べているベイトとかも影響するのかもしれない。

それからオオモン以外で落とし込みを使った冬のターゲットと言えば ブリ。
以前話したように、たくさん釣ってセリに出しても二束三文以下にしかならんし、自分で食するにもこの地域のブリは脂が全くのってない場合が多いということで、あまり狙ってないが、さすがにこのシーズンだけは脂のってるでしょ、ということで1度狙いました。


でっかー 頭と内臓を海上で落としたうえで持ち帰ったので正確な重さは分からないが、その持ち帰った分で7.5kgほどあったから10kgぐらいなんでしょうね。当然メーターオーバー。 15分くらい格闘しましたわ。
しかし、まあ、思うにブリだからいつものタックルで取り切れるけれど、これが10kgのハタ系だとどうなんだろうか? 如何に単調な海底地形といえど、魚がたまる場所は藻場だったり何らかのストラクチャーがあるもので。 それに、海況次第では15分も格闘できるゆとりがない事だってある。 あんまり大きいのがかかるより、5kg超 7-8kgマックスくらいの魚がかかる方がうれしいかもしれないな。

ほかの魚も写真はあるが、最近釣りたての写真じゃないからまあ公開するまでもないかな。 夜フラッシュをたいてとる写真はきれいでないし、ついブログ更新をさぼる原因にもなってるから、以後できるだけ頑張って釣れたての写真を撮りようにしよう。
  

Posted by 足こぎ at 20:09Comments(0)今日の釣り

2022年03月07日

STEADY MINI 330  2馬力装着可能!

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ANGLER'S PARADISE KAYAKS
STEADY MINI 330  2馬力装着可能!  






価格 税込みです 多くの他のショップが税別表記なので、比較検討時に混乱しないようにご注意ください。

国内最安 完全自己責任バージョン (ネットショップ他社と同じノーサポート ノーマニュアル) 誰も選びませんので取り扱い停止 

@@スペシャルドライブチューニング@@ 40ページ超のオリジナルマニュアル付き 139000円
ドライブの漕ぎ心地が激変します。 分解整備の質を高め、個体差低減、一定基準の軽さに達するまで必要に応じ独自パーツを追加し調整します。 毎回ほとんどの方がこのコースを選択、好評をいただいてます。


@@スピードアップキット付き スペシャルドライブチューニング@@ 40ページ超のオリジナルマニュアル付き 149000円
 巡航速度およびそれ以上の漕ぎ心地が劇的に改善します。 取付にはそれなりの手間と工具が必要になります。 こちらで取り付ける場合は工賃6000円です。(注:キットはカヤックの船底形状で全く違うものが必要になります。この新規取り扱い艇へのキット開発中です。キットはテストが終了次第のお渡し、ただしコスト 性能 使いやすさをすべて満たせるうまいキット開発には膨大なコストと手間がかかります。左記の条件を満たすキットが開発できない可能性もなくはありませんので、予約の際はその点ご理解の上でお願いします。

1~2馬力船外機用ブラケット 6800円予約販売のみ 後から追加できません








***注意***
1.基本各コースの違いはドライブ整備 マニュアルの有無で差をつけてありますが、船体側の整備 組み立ては商品到着後でないとできないため どのコースを選ばれてもご自身で行っていただきます。また、船体検品は簡易検品です。
2. 完全自己責任バージョンで壁にぶつかった方は上のグレードに後から変更可能ですが、変更しないとサポートは一切出せません。
3. スペシャルドライブチューニングは、個体差の激しいチューニング前の状態と比べ、漕ぎ心地が均一で非常に軽くなります。ドライブ付属のパーツでできるだけ整備する、つまり仕上がりに個体差が生じる分解整備バージョンと比較しても、一定のレベルの軽さのために部品交換まで行うSPチューニングは別次元ののさらなるアップグレードとなります。 ただし、どのコースでも無条件に全バラシの完全整備をやるのではなく、一定の基準に達するに必要なところまでばらし整備するものですから誤解しないでください。 もちろん全バラシののちの内部洗浄、および徹底整備を行うのがベストですが、1日仕事を超える個体も出てきますからこの価格ではできません。希望の方は別途実費で行いますのでご相談ください。
4.船体側の検品整備:梱包をほどき、試乗したりしなければ完全な検品は不可能で、物理的に無理があるため あえてすべて簡易検品としています。 当方の検品漏れ発生時は各人様で処置をお願いします。


購入の際ご了承いただくルールがございます。 購入方法 発送方法の詳細とともに
 アンパラカヤックス購入方法
の記事内にてご案内してありますので そちらを必ず確認願います


 スペック
重量や長さはすべておおむねの目安となります。 カヤックはその製造工程や材質上各個体で大きくサイズ重量ともにばらつきが出ます。
例: ホビー レボリューション16の場合 実測の重さで約2.5kg重く、長さで3cm短い(弓なりに歪んでいたため)最大手ホビーのカヤックでも大きく公称スペックからかけ離れる訳ですが、それが普通、全メーカー全カヤックでそれが起きて正常です。


全長 330cm
幅 88cm
自重 30kg ユニット6kg強
上記すべてメーカー発表値です 実測ではありません。

追加ロッドホルダー付き
左右多数箇所アルミ製レールインストール済み


注意
ドライブのデザインは2種類あり、色形共に写真と同様とは限りません。 (本体色 クロ またはグレー、ドライブカバーのカラーは銀 アカ アオなど各種あり) 各ドライブ共に主要部分であるドライブのフィン部分のサイズや中身は同じです。 出来るだけ黒ボディーでシルバーカバーを送ってもらってますが 購入時の選択は出来ませんのでご了承ください。



商品説明


ハイエンドのネイティブ社製カヤックやネイティブ直系にあった致命的なラダー問題(ネイティブ社製は本格的に釣りをするなら乗り出し前にラダー改造が必要 後からワイヤーが緩んだり切れるのでそのメンテも必要ということ)が このカヤックのラダーシステムには問題がありません。 シンプルでラインも切れにくくよく効くラダーがついてます。 基本ドライブチューニングとスピードアップキット装着で完成。 同じ長さであればこれより高いお金を出して別のカヤックを買う意味は全くなくなります。

小さいですからアウトリガーを付けて使いましょう。 ただ、それによって船外機が安全に装着できるようになります。 カヤックの場合船外機は横付けです。 左右のバランス重視で後ろにつけるなんていう馬鹿なことをしてる人もいるが、、、 後ろにつけるとゴムボじゃないんだから船外機トラブル時に手が届かないぞ! 藻が絡んだだけでもお手上げだ。 そもそも後ろに船外機を付けると ゴムボ同様ちょっとの風で風下をむいてしまう非常に使い辛い挙動をするようになるから意味ないぞ!

猛烈に後ろのスペースが広いので小さいカヤックでの悩みであった積載方法に悩みがありません。 ただし、短いカヤックは前に重心を持ってくると不安定になります。 前のトランクスペースは基本使わない方がいいです。 荷物は全部 後ろにたくさん載せよう。  

Posted by 足こぎ at 17:00Comments(0)ステディー mini 330

2022年01月27日

足漕ぎユニットの選択肢は1つしかないぞ

第5期予約受付 2月初旬より開始

 速度アップチューニングも加わり ついに性能 使い勝手共に大手足漕ぎと肩を並べるレベルに達したと自負しております。
今回の予約受付モデルは 
新モデル STEADY-MINI 320  SPドライブチューニング+速度アップチューニング済み VER

当方もメインで使ってる STEADY-PRO 415 SPドライブチューニング+速度アップチューニング済み VER
です。 
最新チューニングとの相性や 実釣時の使い勝手において上記2モデル以外のモデルを選ぶメリットは希薄なため 今回は他のモデルの募集は致しません。 ただし、さらに追加のラダー交換で手間と費用はかかりますが、フルチューニング済みのSTEADY350も優れたカヤックとなるため、第二希望として上記2モデルの指定も添えていただいたうえでのSTEADY350希望受け付けも行います。
詳細は当ブログ更新をお待ちください。


予約受け付けを前に さんざんお待たせした どの足漕ぎドライブがいいのか どの船体がいいのか をかきますね。

何しろこういうネット記事って 記事作成者の意図したことを読者に正確に伝えるのは極めて困難ですから 今回は要点をできるだけ絞って まず結論をシンプルに書きます。 


その前に 様々な足漕ぎユニットのモデルが市場に出ているので 選択肢をまとめておこう。 
ただ、大手ハイエンド側、ホビーやネイティブだけでなく、今ではアメリカのカヤックメーカー老舗 フィールフリー マリブカヤック オールドタウンなど多くのメーカーからも足漕ぎユニットモデルが出ています。 が、そこら辺まで網羅すると あまりに選択肢が増えますし、そもそもそういったモデルはホビーやネイティブ並みに高額で、ほとんど日本のユーザーの選択肢には入らないと思う。また、ホビー ネイティブ同様 それら老舗のモデルを模した激安系足漕ぎも少なくない。
よって ここではホビーとネイティブ直系のものも含む激安系 足漕ぎユニットに絞って選択肢とする。
以下 選択肢を列挙すると

1. ホビー 旧モデル ラージフィン付きのコピー 今のところ どの激安カヤックメーカーのものでも フィンタイプの場合基本ドライブ製造元は同じはずです。

2. ネイティブコピーのプロペラタイプ 固定がネイティブ同様ハンドルバーに似た構造のやつ。 性能やサイズに関係ない部分で若干形状の違う(ネイティブ丸ごとコピーとそうでないもの)がありますが 製造元は同じです。

3. ドライブのコア駆動部分がネイティブコピー ドライブの船体固定方法の違うもの そしてドライブのコア駆動部分も違うもの 固定方法は複数ありますがここではひとくくりにして問題ない根拠があるためひとくくりにします。

4.オールドタウンコピー系 つまりベルトドライブ系 これもドライブの船体固定方法の違うもの 固定方法は複数ありますがここではひとくくりにして問題ない根拠があるためひとくくりにします。

以上が目下の激安系の主な選択肢です。 勘違いしてほしくないので当ブログで事あるごとに繰り返し言ってるけれど、船体の製造販売メーカーがドライブを作ってるわけではなく、ドライブ製造元は殆どどこのカヤックを買っても同じですから、品質とかに差はないです。 要は上記の4つのドライブのデザインというか構造で その優劣 どれを選ぶかは決まってるということ。

そして 様々な激安足漕ぎユニットを長期間にわたりテストし、分解し 整備し、欠点を洗い出し、欠点の改善方法など誰も教えてくれないところから改善できることは改善し(これらはエンジンチューニングパーツの企画販売を生業とする当方ですら結構な試行錯誤が必要な作業です)
その結論として最も優れた選択しと言えるのは



激安足漕ぎ系のドライブで ハイエンドのホビーなどに肩を並べる性能、ホビーより優れた整備性 性能のポテンシャルを持ったドライブは 上記選択肢の2 にあたる
圧倒的に優れた選択肢はただ一つ ネイティブ直系のコピー だけです
無論その他の足漕ぎユニットにメリットがゼロであるといってるわけではないですが、それらの欠点を埋めるほど価格的に大幅に安くなるわけでもなく、つまりわざわざあえて劣ったものを選ぶ意味もない。 だからよほどの好みのこだわりがある人以外はそれ以外は買ってはいけませんと断言します。
利点を箇条書きにすると
*終日の負荷に関して ホビー純正と比較しても軽いです。(当方の関節痛の度合いで明白な差を証明済み) 速度も当方速度アップチューニング済みの船体であれば実釣において100%使わない超最高速度を除きホビーに劣りません。
*ドライブ内部の構造 外部構造 ともに変に偏った負荷の集中がなく、強度的にも優れています。 詳細は以下の記事を読み進めればわかります
*一度SPチューニングを施すと ほとんどノーメンテで済みます。ネイティブ純正に置いてネイティブが勧める整備頻度よりさらにノーメンテということです。 機械ものに100%は絶対ありませんからノーメンテで壊れないという意味では絶対ありませんが、実際ノーメンテ耐久テスト中の当方SPチューニング仕様(正確にはワンランク低いチューニング仕様)のドライブは、はや2年 がんがん漕ぎまくってノーメンテノートラブルですから、相応の強度があるというのは間違えないです。(くどいですけど 激安ドライブでチューニングなしは高確率で壊れますよ。)

あああ、この調子で書き続けると長大な文章になり 最後まで誰も読まず 肝心なことが伝わらない。 なので早速 次にゆきます。

そして 絶対買ってならないと断言できるのが 上記選択肢の1 にあたる

ホビー旧タイプのコピーは絶対に選んではいけません
まず 当ブログで以前も言ったように
* ワイヤーがホビーより細く、海上で切れるリスクが跳ね上がります。 ホビー純正でもワイヤーやスプロケットは消耗品ですから、ワイヤーは純正でもホビー指定の正しい漕ぎ方をしなければ1年ももたず切れるケースもあるとはいえ、この激安ユニットの細いワイヤーは半年以内に2回切れたケースもあり。 
そして
*ホビーの旧モデルというより 旧旧旧旧旧モデルのコピーといったところなので、 漕ぎ心地が重い。 さらにターボフィンで無駄に重い。 そもそも最新のホビー純正、ノーマルフィンですら、終日の実釣においては当方SPチューニング済みドライブより大幅に疲労度 負荷が高いです。 しかしながらホビー純正はまだ最高速度に限っては若干有利というわずかな優位点がありますが、激安ホビーのコピーは 旧旧コピーなので動きはさらに悪く、しかも無駄なターボフィンのため、軽負荷のゆっくりした漕ぎ方の際も無駄に糞重い。 改善や比較、当方のフラシーボ排除のため、わざわざ旧旧旧旧旧モデルのホビー純正ノーマルフィンをこの激安ユニットに組付けたりしてテストもしましたが、それでもSPチューニング済みドライブと比べれば無駄に 圧倒的に重い。 まだ発売していないSTEADY2のフィンタイプを今回も取り扱いしない決断をしたのもそのため。 
*いうまでもなく  バックできません。  

それでは残りの上記選択肢の3.4. はどうでしょうか?
ダメです。 買ってはいけません。 肝心の部分だけ書きだします。

3.ドライブのコア駆動部分がネイティブコピーで ドライブの船体固定方法の違うもの に関しては
*固定方法がSTEADY2のプロペラドライブVERのようなものであれば 特に問題はない。 取付にひと手間多くやや左右に揺れやすい(パフォーマンスには影響なし)のが欠点か。
*固定方法にハンドルバー的なものを使わずドライブユニット部分だけの形でクリップ固定 ちょっと言葉で説明しづらいですが差し込んでクリップ固定のものは、浅いところで万一硬い岩にぶつけるとか、砂地ビーチ着岸時に大波にゴロンゴロンもまれるとやばいです。 コア駆動部分がネイティブコピーである以上分厚いアルミ素材ですから 少々のショックでは壊れませんが、一定以上の負荷がかかると分厚いアルミ素材であっても意外と微妙に曲がりやすいんですよ。微妙にってのは つまり駆動部分のギアかみ合わせやシャフトの角度にとっては致命的です。 コケたバイクのエンジンが、オイル漏れを起こすようになったというのはよくある話ですが原因はこれ。ギアのチェンジスピンドル基部が梃子になってクランクケースが微妙にゆがんだりするからなんですわ。 その点ネイティブ直系のハンドルバー式固定ですと、クリップを外しておけば全く問題は起きません。というかクリップ固定しなくても普通に漕げます。
*ドライブのコア プロペラ駆動部分も違うもの これは絶対選ぶメリットがないです

ドライブのコア駆動部分も違うものは数パターンありますが 基本はコンパクトということで 内部構造は共通しており
比較写真の上のものが代表的なサイズのもの。 写真下のパーツだけのものがネイティブ直系のものです。
わかりますか? プロペラ側のシャフトが短く そして固定軸となるベアリングが一か所です。 
つまりねじれが起きやすい=動きが鈍い ゴロつく
そしてプロペラシャフト部分はオイルシールのみですから当然100%の防水は不可能でそれはやむを得ないですが、構造的にネイティブ直系はシャフトと海水の接点部分が別体ユニットになってますから、比較的防水性が高いわけです。

これが直系の方ね。
ただ、いわゆる船外機の構造はむしろ比較写上のものと同じ構造のものが多く、実際例えば日本製で超好評なジェイモ社製小型船外機のギアユニットなんかはこのちゃっちい方のドライブユニット構造とそっくりです。
こちらがジェイも船外機

こちらがちゃっちいやつ

実際ジェイモ船外機においてはマニュアルにも浸水するからまめに分解し、清掃とグリース追加をやりなさいと書いてある。
が、船外機エンジンは足に比べればそれなりの出力があるし、若干ゴロついても自分の体に違和感は来ませんからね。 
プロペラ系のギア構造はもともと船外機と同一だからと言ってなんでも同じでいいわけではない。
足漕ぎユニットのギアボックスにグリース大量注入すれば漕ぎ心地が重くなるし、ちょっとしたゴロツきも重さ不快感に直結する。だからネイティブ純正はわざわざこの別体ユニット設計であるのだと思うし、別体ユニット設計だからこそ、当方SPチューニングによってさらに整備性も性能も上がるわけだ。 
総じて決定的な使えないですよ というほどの欠点はなくとも、結局安もんなりの欠点があり、修正も難しかったりして、この3. を選ぶメリットが一切ないといったところ。


そして最後に
4.オールドタウンコピー系 つまりベルトドライブ系 


これの欠点は
*漕ぎ心地が重い ベルトドライブは構造上それなりの強さで張る必要があるためそれなりの抵抗がかかります。 ベルト式漕ぎユニットに関しても 他の駆動方式の足漕ぎ経験者がこのタイプのユニットを使えば まずその重さが気になるはずです。 ただ、その割に終日漕いで極端にその他と比較して負荷が高いかと言えばそれほどでもない。 それぞれ構造的に全く違うため正確な比較は難しいが、負荷としては、ネイティブ直系ドライブより重く、ホビー旧モデルコピー系よりはだいぶ軽いです。 また、上記3のドライブのコア プロペラ駆動部分が違うものと同等のサイズの駆動部ですが、中身の構造はベルトですからやや違います。 恐らくシャフトの短さに関するひずみはゴムベルトにより吸収されています。が、防水性能は3.同様かなり低いです。 グリース大量封入はさらに重くなります。
*動きを軽くするためにはベルトを緩めるか 粘度の低いオイル封入となりますが、 当然それをやるとベルトが滑ります。 当ドライブのベルトは一応スプライン(溝)が切ってあり、かみ合いながら回ってはいますが、体感的に負荷の軽減を実感できるレベルでオイル封入などすると100%ベルトに滑りが起きます。 で、問題はこのタイプのドライブにはベルトの張りを調整するテンショナーがついていないという点です。 ベルトはゴム製で足漕ぎの相応の負荷を受け止めるパーツですから、必ず使用してゆけば伸びてゆきます。 つまりテンショナーはオイル封入など余計なことをしなくとも、絶対に使ってるうちに必要になりますが、その肝心なものがついていないわけですから、ベルトは伸びるたびに交換です。 
*すべての類似モデルを試していませんが、おそらくギア比が適正でありません。 当方の知る限り 今一つギア比が低速寄りにすぎるとおもいます。 当方のチューニングで一定の修正はできますが今一つ十分ではありません。 
総じていえば ベルトドライブの重さなどは修正できますが、結局軽く漕げてもギア比のせいで、それなりに移動距離が長いときママチャリを急いで漕ぐような感じになりパワーロス感があることは否めず、わざわざこのタイプを選択するメリットというものが一切ありません。 
一方で 旧ホビー系のコピーと比べれば 決定的な欠点というほどひどいものもないのがこのタイプ。例えば 当方取扱のSTEADY ウルトラライトのような、船体の軽さといった全く別のメリットのあるカヤックであれば検討する余地ありといったケースもなくはないといったところでしょうか?



以上です。 結局箇条書きでうまくまとまってはいないけれど、、、皆さん、要点は伝わったかな?
唯一絶対の選択肢とした 2. も運ぶのにかさばるとか、当方のようなSPチューニングができるところで買わないと、内部パーツ崩壊を起こすとか欠点がないわけではないですが、要するに
速い 軽い 耐久性が高い という点でバランスが取れているのは圧倒的に 正しい整備ができている 2. なんです。

船体に関しては  次にしますか、、、、








  

2022年01月09日

クエまで釣れて絶好調

第5期予約受付まもなく開始予定
まもなく 各種足漕ぎユニット 船体比較表配信
 初めての足こぎ購入予定者は比較表を見るまで待て! 当方個人の経験に基づく比較なんで公平性客観性の100%担保はしようもないが、全て分解整備、出来得る限りのチューンアップを施したうえで何度も実釣テストを繰り返した結果に基づいている。そもそも一般ユーザーで何種類もの足漕ぎを購入する人なんて限られており、さらに当方のように機械ものの整備 改造の知識を持った人も限られている。若干偏ったバイアスのかかった比較表であったとしても、どのお店で買うにせよ、購入前に一読したほうが良いぞ!

最初に しばしばいただく疑問にお答えします。


連絡に返事がない=
このブログで公開している連絡用メールアドレス、公開した時点でそうなると思ってはいたが、やはり相当数の詐欺メール ジャンクメール ウイルスメールが送られてくるようになってましてね。 今予約受付中でもないのでほとんど開いてないし、ブロックと削除中でいくらか間違って削除したり見落としているメールもあるかと思います。 返事がない方 違うメールアドレスなどを使い再連絡してみてください。 あと、最近ほとんどみんな携帯キャリアのメールとかだけど、ブロックされやすいんでなるべく一般のメールアド使ってね。

 いつになったら予約開始するの? =最近ついに激安足漕ぎカヤックが10万円でも売れないという飽和状態になりましたのでね。 おいおい10万円なんて当方のように個人規模の小さめの数での輸入しかできないところではそもそも赤字で不可能な値段ですぜ。 
しかも大ロット発注でも純利千円単位であろう10万という価格での販売でしょ。 当然激安系に絶対不可欠な整備 パーツ交換を行った上での販売はたとえ1000台同時輸入しても不可能です。 その安さで売れないなんて もう激安カヤックの世界終わってるじゃん。
  というコストの事情で、それでも皆さんに 最安でなくとも選んでもらえるにはどうすればいいか 幾らにするか? という事を今しばらく考える時間が欲しいと言った感じ。 
しかし、、、、激安カヤックの世界、このまま行くと、ひたすら安かろう悪かろうでもいい人が文句タラタラで使うおもちゃの扱いしか得られない。せっかく手を入れさえすればコスパtと性能のバランスに優れた 大手ブランドより優れたカヤックもあるのに、安かろう悪かろうの連鎖で終わるのはあまりにもったいない。 実際のところ 当方既にハイエンドカヤックたるホビー製 レボ16ftは既に手放しておりまして、いつも最新チューンアップ済みのSTEADY350とPRO415にのってますが、16ftがなくとも全く問題ない! 未整備 未改造状態とは別物で速い 安い 安全!
ま、そういう訳で 現実的には考える時間というより 優れた 最安ではないが激安カヤックが欲しい方がいれば そういう方々のため赤字でも事業継続するのかどうかの決断を迫られてるわけ。 でも 何とか継続したいんですよね。


改めてあけましておめでとうございます

昨年中盤あたりから少しずつ方向性を固めて来た釣り
何となく結果が出だして 継続しております

方向性法則をまとめると

1. 小アジが釣れるところであればまず小アジを狙い、泳がせ 落とし込みで釣る。
その際 錘を使わず ジグやタイラバを使い 全方向の釣りをする。

2. 内之浦はできるだけ行かない  えーとこれは当方ローカルエリアの話なので つまり、他の船が多いところに極力行かない ここは釣れるよ という噂に惑わされず 自分の経験でポイントを絞り込み実績を上げてゆく そもそも船の多いところで釣れたためしがほとんどないし 近場で楽しようと思わない  ってとこかな。 
ただ、こういうのって、長崎県とか大分 高知 三重 島根 伊豆 若狭湾 思いつくまま列挙したが、こういう釣りに適した複雑な海岸線に恵まれたエリアにお住いの方であれば、ここがだめならあそこ と釣り場の変更に困らないだけのバリエーションがあるからよいだろうけれど、大隅えりあのように ほんのわずかな狭い そして変化に乏しい海岸線の岩礁以外は全て砂地、離れ根などないに等しい太平洋側。 深度差はあるが、地形変化に乏しく 永遠に砂地しかない錦江湾(桜島周辺や西岸は遠いから知らん)。 しかないようなエリアだと 特殊な作戦が必要で、しかも釣り方がわからないと全く釣れないが、攻め方次第で釣れないわけではないので 語りだすとなかなか奥の深い話だ。

3. 朝一で出かけない 
要するに朝寒いしまずめは短いし 日中午前午後に釣果の違いないし やはり夕まずめのほうが長く感じるし 朝より確実にアジラッシュがかかるし。 ただし、日が暮れる前までとはいえ、真冬の話だ。 自分のよく行く錦江湾 垂水 鹿屋 錦江町エリアは出艇できる海況の日に関しては、日没前に急な冷え込みがなく、凪が多く、特に波風穏やかで 波打ち際に危険な地形が少なく消波ブロックがたくさんあって危険があればすぐ逃げ込める。 だから日没直前まで快適に釣りができるが、他のエリアはどうかな? 同じ九州南部でも太平洋側 例えば日南エリアは夕暮れは爆風が吹くとき多いし 消波ブロックもない。 

 ま、細かいところは置いといて方向性 ルールはこんだけだ。 
 ジグの色がどうした しゃくりがどうした(そもそもしゃくりません) 道具がどうした エサがどうした ラインの太さがどうした そのようなことはほとんど関係ない。 ほとんどであって全くではないけど、まあ、そこはいずれ詳しく語るとして、 アジはどんなサビキでも釣れるし、エサとして大型魚の食いつきはイワシに劣るかもしれないが、確保しやすさ 生かしておけるという点でアジに勝るものはないし、タックルも大型が釣れやすい釣りだから疲れない程度 釣りの醍醐味を邪魔しない程度で丈夫であること第一なだけ。 それ以外の件の対応は、もう一本ライトジギングなりキャスティング用なり 自分のやりたいゲーム用のタックルを持って行けばいいだけの事。

むしろアジの確保ができるかどうか これが 2.で言ったように奥が深く、
単にわかりやすい岩礁や根につくアジをいつでも釣れる環境にあれば問題ないのだが 大隅ではそうは行かない。
特に錦江湾はアジが容易に釣れる がしかし大小の差はあれ毎回同じところにアジがいる そして釣れるというポイントはわずか、あとは移動しつつ溜まるアジの動きに一種の法則性は存在するから それに従いいかに効率よくその日のエサを確保するかが勝負。 

この移動する群れにくっついてるメインターゲットは、 というか 必ずしも常駐ではないか。 つまりいつも落とし込みだけでは釣れないのが大隅の難しいところだが 釣れるとしたら、底にはオオモンハタ まあ、オオモンは通年くっついてるでしょうね。 そしてこの季節中層域はブリ。 ブリは底にもいる。
うれしいことに あれほど毎釣行釣りまくったサメたち。 やはり冬場は少なくなるようで、水温の下がってくる12月後半以降、全くお目にかかっていない。 それまで中層のブリなんて狙おうものなら 必ずサメがかかってきたものですから これはうれしいですね。
一方で うれしくないこともあって、 
それは 全国的には高級魚として認識されている ブリ ですけれど 宮崎 鹿児島では ただの魚 いや 価格的には雑魚扱いです。
これはね、お魚屋さん スーパーでの売価の話ではないですよ。 セリ値 浜値の話。
百聞は一見に如かず 当方が通う漁協の水揚仕切書をご覧あれ

イギスてのはオオモンの地方名です。
そして一匹 3.5kg前後のハマチ まあ70cm前後ですわね  これがキロ65円 一匹200円ちょっとですよ
これはセリにおいて安くて人気の魚にべと同等の扱い。 
ハマチも人気の魚ですが、少なくともニベは全国的に安い魚の認識だからまだあきらめがつく(それでも安いけどね。 にべの本拠地 宮崎の漁協でもキロ200円はつくから。)。それから 天然ブリ系は 大隅や宮崎では脂がほとんどのってない時期が長く、必ずしもブリの特産地、島根、長崎ほど高級魚扱いにならない というのもわかる。
しかし 天然 ブリ ハマチは 大隅ローカルのスーパーでも1切れ200円くらいで売ってある魚だ。1切れだいたい100-150gだとして、1匹250円のさかなからこれが何切れとれるのかって話よ。

まあ、しかし この仕切書の他の魚、高級魚なはずのヒラメとかの安さを見てもわかるように、そうじて地方の魚は安いですよ。 ヒラメがこの値段ならまだましなほう。 マダイは同程度だから、この海域でよく釣れる他の魚、アジ イトヨリ などのいわゆるスーパーではちょっと高い魚の価格は推して知るべし キロ200円前後が定位置。つまり1匹300円のアジはだいたい20-30円くらいで仕入れられたもの ま ブリよりましか。
まあ、、、自分はいいですよ。 本業ではないし、文句を言う筋合いはありませぬ。 
でも、これでは 漁業継承者はできませんね。 実際釣りで喰えてる若い漁師さんは内之浦でも種子島あたりまで遠征できる船のある人と潜り漁の人だけじゃないかな? 
流通システムは中間業者がいないと成り立たないわけで、一定の中抜きが生じるのはやむを得ないが、魚種によっては明らかに末端販売価格と浜値が釣り合わないんだな。 時代に沿ったアップデートが可能なエリア 人数のいるところはコスト削減だけでなく、新しい流通システムの構築等で、若い漁師さんが養殖でなくとも釣り本業として食って行ける努力をしているのでしょうが、、、、
問題はそれだけではない、というか 慣習的に安く買いたたかれているだけの気もすごくするんですけど
例えばですね、自分のいた沖縄の漁協のセリから見てもこの値段はあまりに安い。漁協も沖縄県の漁協は比較的活気があるとは思うけど、特別ハイテク化が進んでたり という訳ではないと思う。 そして、ホテルとかの地元需要はかなり高いが それを言ったら内之浦の魚なんて バンバン博多や豊洲に送られてえらい中間価格になってますわ。そもそも魚種が違うという意見もあるだろう、が、ホテル需要や豊洲送りの魚は置いといてね、地元スーパーに並ぶレベルのお魚一切れの値段は沖縄県も本土も変わりません。 
興味ある人は グーグルで 沖縄 漁協 とか 日南 漁協で検索してみて。 沖縄は各漁協の毎日のセリ値が詳細にデータ表示される 日南漁協も同様。 沖縄のスーパーで並ぶ庶民の魚(本土から送られるアジ サバが多いというツッコミが聞こえるけれど) ブダイ.フエフキ.フエダイ類なんかですね。 クロダイ マダイと同様 沖縄でも高いフエフキと安いフエフキ類とかあるけど、そういう差を勘案しても本土の漁協の値段と比べれば一目瞭然。 

という訳で、ゲームフィッシュとしては優秀だが、あまり釣れても困るのがブリ。自分が喰う分1匹釣れれば文句ないが、あとは底もの、そして 最近ちょくちょくオオモン以外の魚も釣れるので この調子でいってほしいものだ。
年末の釣果  1-3のルール爆発だ





オオモン大漁 しかも良く肥えてうまそうなやつばかり。 さらにちょいでかカサゴや尺アジも釣れて 文句はない いい正月を迎えられました。

年始の釣果





これまた爆釣だ。
しかも超高級魚白アマダイまで! これはアジではなくタイラバについてきたけどね。 が、アジもサビキにぶら下げていたからちょうちん効果はあったかもしれない。 白アマダイ 激うま。 ただの塩焼きがおすすめだ 信じられないくらいうまい。

さすがにこれは1-3のルール効果というより 単なるまぐれも混じってるだろうという気が、、、いや まぐれじゃないぞ。 実際アジポイント開拓に精を出してきたし、どんなルアーより生き餌なのは間違えないし。
その証明も兼ねて
昨日は 以前よりアジばかりはよく釣れる というポイントへ。 ただし ここは大隅に越して最初のころよく通ったが、ここ10か月くらいは1度も行っていない。 ほんとに良型の魚探反応そのものが薄く アジとイトヨリしか釣れない 後は小さいオオモン でかいサメとかなんで。 しかし、それだけに それ以降本格的にやるようになった泳がせ 落とし込みの効果が体感できるかも とも思える。 魚探反応そのものが薄く とは言ったが、周辺海域すべて調査済みではないからね。 ここのところ模索してきたのが まずはアジをどう確保するか そして ではアジを確保し その直下にターゲットがいない場合 どこを狙うのか? どういう魚探反応がいいのか というのがセットですから。
この日 アジのほうは 最初のころ意外とここだけよく釣れる というイメージだったが この日はむしろ あまり釣れないほうかもねの印象すらある。 なかなかアジ確保に苦労。 その間 他の魚がオモリ代わりのタイラバやジグについてくれればいいのだが、、、、
結局終盤まではかろうじて

オオモン2匹
ここは地形は悪くないし、家から比較的近いけど 法則2に引っかかる 他の船多いんだよなあ。
最低限の魚は釣れたし 焦ることなく最後まで自分の狙ったポイントを攻めると 夕まずめになるには少し早い時間に
どかーーーん  
5kg超は確実の大物の感触 が、途中でプチ! ラインの切れた感触。 お、 半分とまでは行かないが軽くなったけど まだ何かついてるぞ!
慎重に上げると

クエ~~~~~~~~~ 
多分タマカイ あるいはクエタマ 釣った直後はシモフリ状の模様が薄く、色も浅かったのでクエと思ったのよね。しかも錦江湾でタマカイというのは数年前初めて釣れたと新聞記事になったほどのレアケースらしい。 内之浦漁協のセリは屋久島周辺海域からの魚も水揚げがあるのでみんな詳しくて教えてくれた
 まだ計量してないけど4-5kgはありそうやね
クエはサビキのアジに  ラインブレイクしたほうはオモリ代わりのタイラバについてたようだ。 もしダブルクエだったらと思うとちょっと悔しいが、しかしブレイク側がクエよりでかいという事はさすがになかったと思うので逆でなくてよかった。 
ちなみに最近~センチとかあまり書かないからサイズの目安は下地のクーラーボックスしかないと思う。 参考までにこの日のクーラーはいつもの60cm超のイグルーのじゃなくて 大物用75cmほどあるやつだ。

攻めていたポイントは最近の方向性に沿って探し当てたところで 以前着たことがなく、そして魚探反応は上々。 むしろ全く釣れないのでやはり泳がせと言えども時合いには勝てないか、と自信がなくなって来てたところなのでこれは救われた。 
時合を逃さないように クエを処理してすぐにアジ投入。

またドカン!

クエより一回り小さいだけのチャイロマルハタ。
やっぱりこのサイズのハタ類は普段やり取りしてる2kg超がマックス位のオオモンハタとは引きの桁が違いますね。

オオモン以上のサイズが一日2匹釣れたのは絶対まぐれだが、総じて昨今の釣りの方向性の正しさは、これは漁協でもらう仕切り書の毎月の枚数 各水揚げ額において数字で出てるので間違えない。 去年9月あたりを境に急上昇中。この調子でポイントの数を増やしていきたいものだ。
できれば地元内之浦でもポイントが見つかればなあ、、、と思うのだが。 昨年は一昨年釣れたアジポイント どこでも釣れた小鯖 同じく岩礁に広くいた小カマス 全てがいなくなった。 さすがにアジは実績ポイントでたまに釣れるんだけど、一昨年 冬を除きあれほどいやというほど釣れた子サバ カマスは昨年1匹も釣ってないんじゃないかな?
実際 昨年から今年にかけての内之浦の定置網漁は数十年に1度の大不漁の模様。実際これが古くからの漁師さんの言う、40年前くらいにもあった大不漁なのか、それとも地球温暖化の何らかの影響なのかわからないが。 個人的には40年前にはまだここまで多くなかった定置網や養殖いけすの影響もあるんじゃないかと思います。 小さな内之浦湾近隣海域で定置4か所も5か所もあるし、養殖いけすも3業者ですからね。 影響がない訳がない。そしていろんな要素が蓄積してダム決壊 みたいなことになってるんじゃないかと思います。












  

Posted by 足こぎ at 20:39Comments(0)今日の釣り

2021年12月16日

ようやく攻め方が見えて来た

第5期予約受付再開年明けごろ予定
まもなく 各種足漕ぎユニット 船体比較表配信
 初めての足こぎ購入予定者は比較表を見るまで待て! 当方個人の経験に基づく比較なんで公平性客観性の100%担保はしようもないが、全て分解整備、出来得る限りのチューンアップを施したうえで何度も実釣テストを繰り返した結果に基づいている。そもそも一般ユーザーで何種類もの足漕ぎを購入する人なんて限られており、さらに当方のように機械ものの整備 改造の知識を持った人も限られている。若干偏ったバイアスのかかった比較表であったとしても、どのお店で買うにせよ、購入前に一読したほうが良いぞ!


なんだか今年は真冬並みの寒波が来る頻度がたかいような??? とか言ってたら既に12月も中旬を超え冬本番。

ちなみに九州南端 大隅半島は暖かいというイメージをお持ちの方、いや朝晩は下手すりゃ東京大阪などの大都市部より朝晩は寒いですよ。
そもそも沖縄奄美と違い、九州南部と東北地方以南のエリアを比較すると、天気予報を見ればわかるように終日の気温もそれほど大きな差はない。
むしろ黒潮の当たる高知県南部 同く和歌山 三重 伊豆の沿岸部と言ったエリアから比較するとむしろ寒いという日も少なくない。
が、数字的にはあまり差はなくとも日中はずば抜けて暖かいのが九州南部の特徴。 
その特徴の根拠となるのが太陽光線の強さ。 沖縄ほどでなくとも12月でも直射日光が痛いくらい。 お昼頃の犬の散歩はTシャツ一枚、ドライブは窓を開けなきゃ暑いという日も多く、南向きのお部屋に日が差し込めば暖房はいらないのだ。そして北側に山を背負う瀬戸内海や太平洋側各地の例にもれず冬に晴れの日が多い。 朝晩を除けば抜群にあったかいのだ。 また、雨の日はまず南から暖気が入ったときに降るのが法則で、どんよりと深々と冷え込む日が続くという事はあまりない。

とはいえ冬の安定期に入るまで天気の不安定な日が続いていますが、錦江湾があるのでそれなりに週1-2回は出艇可能な日が巡ってくる。
錦江湾様様ですわ。 

問題は大隅に越してきて1年半を越えてるが、なかなかこのエリアにあった釣り方が見つけきれず、釣果が芳しくない日を食らったり いまいち釣果が安定しなかったこと。
なにせ岩礁を攻める一辺倒だった沖縄 日南時代に比較すると、大隅エリアは佐多周辺を除き砂地が多い。 半島の東海岸は沿岸に岩礁はあるが非常に狭く、魚影の濃いエリアも限られろ。 長崎県のように複雑な海岸線が無限に広がり少し離れたところにぽつぽつ根がある地形変化があるなんてこともないし、狭い岩礁を離れるとひたすら砂地だ。 錦江湾に至っては 自分の家から近い鹿屋周辺は岩礁そのものすらほぼ存在しない。
つまり、方々の根についた魚がぶわっと魚探に映り、その魚を釣るために工夫を重ねる と言った 魚影の濃い場所なら普通に行う釣りができないわけだ。無論単調な地形が多いなりに魚影の濃いところというのはあるが、そういうエリアというのは深度差があったり潮流がいい具合にあたる場所だったり、要するに海図さえ見ればわかりやすい場所であったりするので、そうすると、結局そういうところには他の釣り人の船が集中する。 そしてそういう地形のポイントの数も乏しいため、魚影の濃い場所、それは必ずしも良型がいる場所とは限らないわけだが、そういう場所では実際のところ、恐らく良型はかなり釣られ済みである可能性が高い。
と、こういったあたりが自分の考える釣果が安定しない原因の分析だが、
ではどうやったら釣れるのか? 恐らくジグのサイズだ 色だ とかそういう事では太刀打ちできない。

その自分なりに出した答えはここ最近 当ブログでよく登場する泳がせ釣りだ。 厳密には泳がせの一種 落とし込み釣り。
(落とし込みである理由、今回は説明割愛するが とにかく一般的な泳がせしかけで行う泳がせ釣りはカヤックではやり辛いのでね。)
というのも アジだけはこのエリア 砂地だろうが関係なくよく釣れますのでね。 特に錦江湾はよく釣れる。 魚影のない砂地でもサビキを落とせばアジがかかるレベルで釣れる場所も少なくない。
そしてアジの魚影の濃いところの下にはオオモンハタをはじめとした良型がいる。 まあ、そうでなくともオオモンはあちこちうろついてますが。
ただまっさらな砂地でアジがいる場所は 群れの位置が常に流動的 動いてしまうのだが、そういうところで落とし込みをやってもアジばかりしか釣れないことも少なくない。良型ゼロではないけどね。 かといってそして先ほど言ったように わかりやすいポイントではアジがその場所に群れで居ついていても良型はいないことが多い。
つまり、正確い言えば 自力であまり他の船が知らないアジの居つきポイントを見つければその下 その周辺に良型がいるという事。 
実は海の底にはいろんなものが沈んでいて、海表面からは想像もできないが使わなくなった漁具 網 中にはまだ底で広がってそうな網 沈められたバス トラック などなど。 錦江湾なら養殖場の移動により、海底に残留してるものとかも。 そういう場所は人工漁礁ほどの高低差がなくとも藻場になり、小魚のゆりかごになる。ただ、必ずしもそのポイントに常にアジが張り付いているわけではないので、数多くそういう場所を見つけなければならない。 また、前回ブログでも言ったが、いざアジを釣るとなると群れの真ん中にサビキを落とさないと釣れてくれない。 平均的なアジの群れは高さにして底から5-20Mの範囲 そして幅はたったの直径10-20Mくらいの規模が大半を占める。 まあ、ちょうど沈めた漁具一山 バス1台にフィットする大きさやね。

何よりエササイズのアジが釣れて初めて始まる釣りだから、海図に載らないそういう小さな場所そういうポイントを数多く見つける必要があるし、また出艇場所から近いとかとにかくアジを確保しやすい条件が揃わないと釣りが成立しないが、条件が揃えば、そしてアジを食う魚がいれば その釣れ方はジギング タイラバ あるいは死んだ魚を使うエサ釣りをはるかにしのぐことは間違えない。 
まず手近なところでアジを確保するポイントをたくさん開拓する というのがこの落とし込み釣りで釣果を左右する最重要事項と言えよう。

アジの群れを見つけ ど真ん中に仕掛けをおとせたらアジは仕掛けを落とすたびに 鈴なりではなくともほとんど確実に1匹は釣れる。 
その際 アジ釣りに関してはどんな道具?どんなサビキ?などと心配しなくてよい。 安もんでいいんです。時合いが来ると毎回鈴なりです。
そして その場所の底に良型がいなければ、エササイズのアジを生かしてキープし、底をうろつくオオモンなどを見つけた時に使えばよい。
ネタまでに  夕マヅメの魚探反応  所謂アジの群れとは違う アジの食いが立ってばらけて猛烈にうろついてるときの写真 (写真は周囲真っ暗だけど実際はまだ西は明るい時間ね。以前ブログで言ったように最近は夕マズメ狙いを実践してる。片づけはライトをつけてやるから忘れ物に注意だ。)

こうなるともう鈴なりとかのレベルではなく、すべての針にびっしりかかります。 あの道具が良いとか色が良いとかの無駄なこだわりは捨てるべし。

さて、では実際の釣果は というと

まずは地元内之浦。 辛いことに内之浦では 前回アジが釣れても今回は同じポイントにいないというパターンが多い。 単独でポロポロ程度は随時釣れるが、アジポイントが近場に固まっておらず、まとめて釣れない。これは痛い。
内之浦では ここ1年相当しつこく調査したが やはりアジポイントはとても散らばってて近いところにはないね。 地元民曰く 養殖いけす直下にたまってるそうだ。 実際そうでしょうね。 ちなみに上記のアジポイントの目安に1つ加えたいのが養殖いけすを固定するブイをさらに固定するメインとなる極太ワイヤーの終着点であるアンカー周り。 くれぐれも言っておくが生け簀周辺ではないよ。理由は言うまでもなかろう。 極太ワイヤーの終着点であるアンカーはおおむね生け簀から200-400Mくらい離れたとこにあります。(深度次第。 内之浦とかは浅いのでもう少し近い)これだけ離れ さらに養殖の作業船の往来のない場所であれば まず大丈夫だ。
ただしね、そういうところもわかりやすいポイントだから、他の遊漁船が同じことをするのを頻繁に目にするし、良型は釣り上げ済みと思ったほうが良いかもね。 皆考えることは同じだから。



という訳で実釣のほうは、 相変わらず内之浦ではアジ不足でオーソドックスにジギングの日が多い。 ただ、タイラバでタイというパターンも実績が出てきました。



まあ、内之浦でこの釣果なら満足。 魚は良く肥えてるのが多いし。 サワラなんてトロですよ。

そして錦江湾。 最近アジ居つきポイント開拓が進んでおりますから よく釣れます。出艇して最初のポイントがアジポイントである場所が複数開拓済みという訳だ。 まあ、それでも一日の大半アジを釣ってるような日のほうが多いですけどね。 釣れると言ってもそのアジが、必ずしもエサ向けのサイズであったり 持ち帰りサイズであったりであるとは限らないし、下手にでかいアジをぶら下げても喰ってくるのがサメばかり。 あくまで鹿屋周辺 都市部のエリアですから。 佐多方向でビッグハタを狙うのとはわけが違う。
しかし最近はブリが回って来てるようで毎回釣れます。

泳がせならでは 今まで釣ったことない魚も マトウダイ


チャイロマルハタとオオモン良型

ウッカリカサゴも! うっかりはでかいからうれしい。この日はエササイズのアジばかりだったので 当方の晩御飯となる小物の数は少ないね。

錦江湾1週間後

泳がせのオオモンダブル

2kgのヒラメも
そして

70cm位のハマチ2匹

80cmのブリ
いやあ 落とし込みはアジさえ確保できれば超楽しい。 ただ、大物がかかるのも楽しいが、それより時合いが悪く何も釣れない修行時間というのが存在せず、コンスタントに魚を釣ってるというのが良いね。 高い道具を買いそろえ テクニックを磨き 誰にも釣れない時間に値千金の1匹を釣り上げる喜び、なーんて釣具屋のうたい文句みたいなことに自分は浪漫感じないんですよ。常に釣れたほうが良い、ピリオド。

そしてこの日はハイライトが待っていた。

メーターオーバーのブリも釣った。

リリースしたから正確なサイズわからないけど1m5~10cm位やね。
うれしかったけど 7年くらい使ってた良型対策用のシーバスロッドが折られてしまった。 メジャークラフトのPEレボリューションというモデルのMだ。 ガイドが2脚のKWガイドがついていて丈夫な竿だった、、、、特にサビキ系をぶら下げて釣りをするようになって、下手なジギングロッドより使い勝手がよく、このブリよりさらに重いサメやにべも釣ってきた重宝な竿なんだが、、、。 最近リールを新調し、例のサメ対策でラインも太くしたのが仇になり。 ライン太さに不安がなくなったためか、ロッドの強度を過信したせいか、いや、第一にあまりにサメとのやり取りに慣れ過ぎてしまい、大物がかかっても余裕をこきすぎる傾向が出たせいで、(いつもサメは引かない引かないって言ってるけど あくまでサイズの割にはであったり、マダイのように猛烈に激しい首ふりをしないという意味なのであって、1.5M前後のサメのその引き 重量感はまさしく大物ですよ) 結構ロッドを立ててやり取りしてしまったので、、、ファイト中ぼきっとね。

キープの尺アジも何匹か釣れてハッピーな日でした。

そして昨日 海況の関係で錦江湾でも少し南 錦江町エリアに行きます。 実は鹿屋垂水エリアよりさらに輪をかけて単調な地形の多いエリア。 釣果も苦戦が多くあまりポイント開発が進んでない。
で、出艇してしばらくは
ほんと錦江湾は砂地だけだよなあ、、、なんて透明な海底を見つつ進んでると、、、
写真は深度4M こういう地形が何の変化もなしで延々と続く


やや深くなってきたところで 海が赤く見えて来た? え? 赤潮??? 冬なのに?
寧ろ 自分の目ん玉がぶっ壊れたのかと心配になったが、少し進むと間違えなくこれは赤潮

おいおい こんな日に魚は釣れるの?

それにここはひたすら砂地で障害物もなくアジが居つきそうな場所がないのよね。 ただ、移動する群れは以前からよく見かけたのでひとまずそういう群れを探して、、、
結果として移動する群れはいくつか見つけることができ、アジも数釣り状態だったけど やはり移動する群れの下はあまり良型いないね。
かろうじて中クラスオオモン3匹 スズキ1匹



あとは幸い持ち帰りアジがたくさん釣れた。



こうして各釣果を見ると 以前と比べさほど釣果に違いは見られない気もするが、実はアジを釣ってる時間が長く、いや、群れが去ったときのことを考え必要以上にエサの確保に励んでいるせいか、目的の魚を釣ってる時間は以前よりはるかに短い。 なので、自分の実感としてはとても釣果があがった気がしている。 少なくとも釣果は安定している。






  

Posted by 足こぎ at 20:59Comments(0)今日の釣り

2021年11月27日

カヤックでの服装について

第5期予約受付再開年明けごろ予定
まもなく 各種足漕ぎユニット 船体比較表配信
 初めての足こぎ購入予定者は比較表を見るまで待て! 当方個人の経験に基づく比較なんで公平性客観性の100%担保はしようもないが、全て分解整備、出来得る限りのチューンアップを施したうえで何度も実釣テストを繰り返した結果に基づいている。そもそも一般ユーザーで何種類もの足漕ぎを購入する人なんて限られており、さらに当方のように機械ものの整備 改造の知識を持った人も限られている。若干偏ったバイアスのかかった比較表であったとしても、どのお店で買うにせよ、購入前に一読したほうが良いぞ!


 いよいよカヤックフィッシングにはつらい冬が近づいてきました。
とはいえ九州南部は真冬でも晴れさえすれば日中の日差しは痛いくらい 気温も20度近く上がるので、辛いのは朝晩だけですけどね。
ちなに黒潮の近いエリアに住む方ならどこもさほど変わらないと思うが、海水温に関しては真冬でも意外と暖かい。12月あたりまでは普通にあったかい。海水温が下がるタイミングは気温より一息遅いので、むしろ気温のあがりだす3月のほうが一番冷たく感じますね。 
それからカヤックは海面に非常に近いので、冷たい海水に足を突っ込む出艇が済んでしまえば、それほど厚着しなくても大丈夫、というか恐らく体感温度は陸にいる時より暖かい。 (海水面近辺の空気が暖められるうえ、太陽の照り返し効果) もちろん風の穏やかな出艇日よりの日の話。 ちょっと風が吹くと寒いから薄着奨励はしない。 
あ、それから冬になるとみんな防寒装備をどうするか考えると思うが、何を選ぶにせよ、一番に考えるべきは

万一沈没したときに泳ぐ邪魔にならないこと
体にできるだけ密着するものであったり袖口などが絞れて海水が侵入しないものを着るという事だ。

それに次ぐ重要ポイントは そしておそらく初心者の見落としがちなポイントだが、
おしっこしたくなったとき 速やかにできるものを選ぶ
お尻近辺は摩耗が激しいのでそれに見合ったものを選ぶ
魚の血などの汚れ 海水による腐食 があるので毎回洗えるものを選ぶ ゴム引きはダメよ、説明省くが使えばわかる。
地域によりやむを得ないこともあるだろうが、一番上に着るものは分厚く暖かいものより 薄く風を遮るものを選ぶ

つまり、だぶついたものを避け、ドライスーツ、ゴアッテックスなどの高級素材でできたものなどはケツの摩耗のため防水効果は失われるのも早く、肝心のケツから腰が冷えて意味がなく、そもそもどんな防水素材であろうと毎回洗うと効果が落ちる。ドライスーツを買うという人はよく見かけるが、ドライスーツはとてもいい選択とは思えませんね。

また、時々海上でウェーダーを着てカヤックしてる人を見かけるが、これは言うまでもなく自殺行為。沈したときウェーダー内に海水が入りカヤックによじあがれないぞ!!!! ライフジャケットの上からウェーダーを着てすぐ脱げるように準備したとしても、両手を使わなきゃまず脱げないでしょ? 両手をしがみつくべきカヤックから離した瞬間、あなたの運命は決まったようなもんです。
ただし、ウエットスーツ素材であるクロロプレンでできたものをタイトに着るならありな気もするが、タイトに着ると相当窮屈そうだし、そもそもおっしっこの際毎回脱がなきゃいけない。 まあ、ウェーダーは出艇時 帰艇時にだけ使うくらいにしたほうが良いと思いますね。

では、どんな服装が良いのか? と言えば、
上下できるだけタイト で動きやすいもの
下半身の水抜けがよく 下に水がたまらないもの 
毎回洗いやすいもの 痛んだら買い換えられる安いもの
風を防ぐもの 上半身の防水性は毎回洗うとどんな素材も失われるから厳しいが、雨の日出かける訳じゃないのでさほど重要視しない。
ケツはどうしても擦れるから 補強がついててもたいした意味がない これも痛んだらすぐ買い替えやすい安いもの
おしっこしやすすいもの 前あきがついてるかずり下げやすいもの
あとは足の指が冷えないもの

無論一番冬の海で使うのに適した服装は、基本ウェットスーツですよ。 そのためにあるんだもの。 が、これはサーフィンやダイビングにはいいが、カヤッキングではね。 海に浸ってる時ならともかく、まさか尿意をもよおしたときそのまま出すわけにはゆかないし、まあ、これは2ピースを選べばいいんだけど、そもそも冬用の厚手のウェットスーツは、釣りに使うには上半身の動きの制限が多く不自由です。
が、とにかく下半身はウェットスーツが良いと思います。これにウェットスーツ素材のブーツ さらに同素材のサーフィン用靴下をはけば、ドライスーツやウェーダーほどの快適感はないけど、保温性は必要十分だと思う。 それに何しろ安い。 毎シーズン買い換えられる値段です。
上半身はちょっと難しいですね。 いろいろあり過ぎてベストはわからないけど、個人的には防風素材の入ったジャケット、ユニクロやワークマンでよく売ってるやつが良いと思う。九州だとその下はフリース一枚で事足りる。 その中でもワークマンのバイク用冬用ジャケットが良い感じだ。 作業用よりバイク用が良い。
まず風のバタつきを抑えるため、ストレッチ素材でできた非常にタイトな作り。タイトで着こむときは窮屈だが、着てしまえばストレッチなんで動きやすい(ワンサイズツーサイズ大きめでも胴から胸にかけてタイトなので、肩回りの自由度が広がるようにできるだけ大きめを買うのが良いとは思う)。 タイトという事は落水時に水の抵抗が低いという事。 ウェットスーツには劣るかもしれないが、そもそもライフジャケットを着てるので、もとよりそれなりの抵抗があり、この状態ではたとえウェットスーツを上半身に来ていてもすいすい泳ぐことには向いていないからここは妥協できる範疇にあると見た。
当然防風素材が中に入ってるし、防水機能もある、これは前述のように機能自体はすぐ失われるが、ジッパー類も防水仕様なので、普通のジッパーと違い、よく防水バッグなんかについてるのと同じ防水で錆びない奴がついてる。これも安いので買い替え容易だ。



さて釣りのほうだが、 久々に地元内之浦に出艇。 夏以来ではなかろうか? 昨年一年を通して内之浦に通って、内之浦って、全く釣れない日はまずないけど、総じて大漁の日に乏しくいまいち釣れないよね、という気がして来て、以来、海況重視で場所選びをしてきた。 まあ、それで釣果も上がってきたような気がするし、それでよかったわけだ。
それに、こうして住んでしまうと、田舎ならではの聞かずもがなの嫌な話もいろいろ聞こえてしまう。 当然場所柄釣り好きの地元民は多く、たくさん釣れたらセリに出すわけだが、それに対する漁師のいやがらせ、心ない言動の話はよく聞くね。 まあ、本職ならではの心情はわからんでもないが、面と向かって あるいは陰でグチグチと、、、 なんか猛烈に昭和なんだよなあ、、、、 ま、無理もない。 だって人口の大半が昭和に現役だった時代の人だもの。 漁に限らずありとあらゆることで昭和的なものが主流で、それに少ない若い人も引きずられているような。
小型の船のそばを嫌がらせ全速で駆け抜けるのは定番、全国区での頻発トラブルだろうが、夜きちんと航海灯を付けて釣りをしていたら、べろんべろんに酔っぱらった漁師の船が幅寄せしてきて密漁呼ばわりされたとか。それから内之浦は定置網だらけなため、これを避けて釣りをする必要があるため可能範囲は湾全体の見た目よりかなり狭い。 漁師とお友達の地元民がその網のブイに船を括り付けて釣りをしているのもよく見る光景。 が、これはお友達でない人 地元民や他県の船(内之浦漁港は福岡宮崎の人の係留する小型遊漁船が非常に多い)もよくやるので、これがまた漁師に目の敵にされてるわけだ。
当然あまり大回りで避けるには足の遅いカヤックでは妙な誤解をされないように気を付けてはいるが、自分も経験あるけど、若いあんちゃんの乗る船が500mくらい離れたところで凄まじい爆音を立てて空ぶかしをしている。 何をしてるのかと思ったら、しばらくしてカヤックの近くに引き波全開全速で寄って来て網から離れろと。 おおむね網から100mくらいしか離れていない位置にいたので素直に応じて、1kmほど離れた場所に移動、そうするとまた同じ爆音接近の繰り返し、、、今度は250mくらい離れてましたけどね。 
そして、ここが問題の本質的なところなのだが、このあんちゃん、実はあんちゃんも仕事ではなく友人をたくさん載せて釣りをしており、ご自身は当方を追い払った後、各所の網に自分の船を結び付けては釣りを楽しんでいた というのがオチ。 もしかして漁業者の保護観点ではなく おらが海の昭和的特権意識による行動と思われて仕方ないかなと思う。
それにしても一体何メーターが基準なのやら。 1kmという話を聞くこともあるが、そしたら網だらけの内之浦湾は全域遊漁船禁漁です。一級小型船舶免許所得時の学習内容にこの距離は出てなかったが、なんか法定距離ってあるのかね? 

 無論一般人のマナー違反も多いから漁業者から嫌われる一面もある訳であって、上記の話は一部の人の理不尽さを書いてはいるが、漁業者皆さんが悪いという話ではない。しかしこういうことって人そのものの問題というよりルールの問題だと思うのですね。 宮崎県は各漁港に必ず一般の遊漁船が申告したら係留できるスペースが定められており、総じて漁港ルールが整ってる印象がありました。 当方が一時期住んだ日南周辺は整備が進んで広くゆとりがあって漁船の少ないところがいくつかあって、スロープも大学のポート部と共有しているところもあった。 当然宮崎でも漁船の多い狭い漁港ではトラブルもあるだろうし、立ち入り禁止の看板が出ている漁港も多い。 が、少なくともルールの明文化 国民の財産たる海や港の利用ルールの再設定明文化 はもっとわかりやすくはっきりとやったほうが良いと思いますね。 まあ、ちょっとやそっとでは変わんないと思うけど。 日本ってこういう点でニブちんであやふやなことの多い国だものね。田舎の選挙では選挙カーが候補者本人の名前に対し節をつけて歌ってます。まさかこんな無意味な光景、自分が大人になったときまで続くはずがないと子供ながらに思ってたが、当方おっさんになってもまだやってます。

おっと そういう訳で 久々の内之浦。 
この日は高い山に囲まれた内之浦の中でも風裏になる地形以外での釣りは無理な日だったので、ほとんど陸間際の岩礁、同じ場所の往復
とりあえず肥満解消のエクスサイズとして釣果の期待はなく出かけたが、

あれあれ、2kgのオオモンとそれを超える長さのデカコチ まあ、コチは薄っぺらいから軽いですが。

常連1kg前後のオオモン 内之浦では毎回1-2匹は釣れても3匹はまれだな。 その他30cm以下オオモン多数。 当たりの日だったのは間違えない。

そして本日一番のうれしい釣果 タイラバでのマダイ2kgとミドルサイズの2匹 錦江湾で毎回タイラバやってますがかかるのはイトヨリとオオモンばかりでタイは全く釣れません。なぜかいな?

そして尺を軽くオーバーのデカデカアジ サビキアジに食らいついたハマチ 
内之浦のいいところは、どの魚も太ってますね。 養殖場ができる前からアジのいい魚が取れると評判だったらしいが、特にブリカンパチ類が釣れると、つい養殖なもの脂ののった個体を期待してしまう。
アジに関して言えば黄金アジ系が多いし、脂も非常に乗った個体が多いのは事実。 この尺オーバーなんてすごかった。腹から溢れんばかりの脂、身にもサシが入ってましたね。 ついついまた内之浦に行きたくなっちゃう。 が、アジは一釣行で数匹は釣れても錦江湾ほど釣れないのよね。サイズも安定しないし。  ハマチのほうは何度釣ってもハズレなので、今回もリリースするか迷ったくらい。 が、捌いてびっくり 適度ですが脂ののった個体でした。 ハマチサイズで脂がのったのを釣ったのは初めてだ。

ちなみにここ半年、どこに出かけるにせよ あまり早く出艇しないし、むしろ肥満と高血圧解消のため長時間乗ることを主目的に夕まずめまで釣りをしてるのですが、その夕まずめって、朝まずめより高い確率でドドッと来ることが多い気がします。
朝まずめは 実は出艇準備中位にピークが過ぎ去ってしまうのか いやそうでなくとも感覚的にあまり毎回はっきりドドッとくるようなことはないと思うのですが、夕まずめは結構日没1時間半くらい前からリズムよく釣れることが多い。
最近狙ってアジを釣ることが多いため、よりはっきりその違いを感じるのだけれど、朝方1-2時間と夕方では夕方のほうがさらに殺気立ってる感じがするし、朝方群れがいる定番の場所にいなくても夕方復活という事は何度もあった。
カヤックは陸までの帰艇時間がかかるし、車への積み込み時間がかかるから、その夕まずめ、フルには味わえないのですが、今度ライト持参で釣に行こうかな。 無論航海灯もないカヤックで夜釣りという話ではないよ。 が、特に船の多いエリアに関しては他の船が自分のカヤックを目視認識できる距離が縮まる前に帰路に就く必要はあるが、暗くなる直前に着岸するくらいを目安に、片づけはライトをつけて、ってのはアリですよね。

  

2021年11月19日

オオモン好調 & 無限*尺*アジ & 超でかいアイツ

第5期予約受付延期します 再開年明けごろ予定

季節的に魚はよく釣れる季節なのもあるが、地元内之浦はたいして釣れないと見切りをつけ、1時間くらいの移動は厭わず、海況天気に合わせていろんなところに行きだして以来、好釣果の続く今日この頃。
特に全面砂地と言ってもよい錦江湾の攻め方が少しずつ分かってきたのが大きいかもしれない。
かなり内湾地形で極端に高い波は立たない錦江湾、ただ、水深が深く、外海との海水の出入りが豊富なためか ブリ カンパチ カツオ サワラ マグロと言った外海の魚も釣れる。
特に大隅半島中南部は、曲がりなりにも溶岩の岩礁地帯の多い桜島周辺と違い、深度変化は大きくとも岩礁や出入りの激しい駆け上がりの少ない砂泥地ばかりなので、必然的に遊漁船等はわかりやすい魚の集まりそうな場所に集中し、ますます良型が釣れないという悪循環。
 一方で、なぜかアジだけはいろんな場所でよく釣れるため、自分的な錦江湾での釣りポイント探しのミソは、まずそういったアジの豊富に釣れる場所を探し、そのうえでそのアジを狙うフィッシュイーターを狙う という感じですね。
ただし、オオモンハタは除く、ですが。 オオモンはアジがいなくても 周りがすっからかんでも なぜか数匹集まってうろちょろしてることも多いので。 どうやらそのウロチョロも一定の規則性は感じるのだが、まあ、これはまた回を改めて。
今回は 釣果報告がたまってますからその辺と、あと、アジの釣り方の続編をば。


まず11月上旬 錦江湾。 いつもの山の陰にあたるエリア。 最近は風が北西寄りになってきたので、必ずしも風裏になってる訳でもないのですが、なんせ波が低いのと、荒れやすい浅瀬も狭いため、少々天気予報が外れても危ない目にあうことはない。 そういう点では太平洋側と180度違う。 太平洋側はちょっとでも天気悪化すると途方もなく怖いですから。

早速オオモンダブル

このダブルの時の魚探反応画像ではないが、こんな感じの魚探反応で釣れますわね。
そして、アジは安定の無限アジ。
そのアジを使って泳がせをすれば

ブリも釣れると。
この日はこの後オオモンファイヤー発動で、


もちろん安定のサメもたくさんいます。 何度釣れたアジに食らいついてきて仕掛けを切られたことやら。


次は先週末、久々にというか1か月以上ぶりに太平洋側が凪。 これはもう太平洋側に行くしかない。 とはいえ佐多太平洋側とかまで遠征はしないですけどね。 基本遊漁船の多いところ 皆が釣りをするところには良型の魚はなかなか釣れない というのが大隅エリアのパターンと最近つくづく実感してるので。もちろん佐多も5km沖とか行けばすごいんだろうけど、、、カヤックではさすがにそれは、、、
ということで近場実績ポイントにGO。 内之浦をはじめとするエリアの岩礁は 遊漁船も漁師もカヤッカーも多いですからね。 恐らく知ってる人は少ないであろう砂地の中の小さなポイントを中心に攻めます。
なんだかデカいけど引きは優しい魚が、、、多分あいつだ。

にべ
もちもちしておいしいし、デカいし、宮崎と違い鹿児島ではセリで値段つかないし、お家で愛犬と一緒に食する魚。 60~80cm位がいいよね。
ただ、ファイト中はあまり面白くない魚ではある。なんだろう、斜め下に引くちからはサイズ相応に強いけど、直線的規則的でちょっとサメに似ている。サメはもっと横に引くのが違うけど、特に底でうろつくこともあり、針がかりすると若干頭を振るハンマーヘッドはにべと似ている。
要するに勝負が決まるのは早いが、底に向かって強烈い締めこむ大型ハタとの緊張感のあるやり取りがある訳でもなく、途方もなくがくがく頭を振るかと思えば猛烈に走る大マダイでもなく、スピード感のある引きの大型青物のようなスリルもなく、中層まではそれなりに引くが、水圧差で胃袋が出やすい魚なため、後半は緊張感なく上がってくる、妙にでかい割にくみしやすいのがニベ。
そして 後は期待通りの良型オオモンラッシュ。 



プラス デカサバね。 ただ、アジと違い大隅のサバは寒い海のサバと違い脂がね~~のってない。 ただ、季節がらかサイズのためか全く脂のないぱさぱさでもないようで、アジの一夜干しを作る時に一緒に塩水に付け込み、干さずにそのまま焼くと身がぷりぷりして脂がなくとも結構うまい。干すと却ってパサつくよ。 

なお、晴れなのに風が強い日が多いこの季節、陸の釣りをしない自分の楽しみは
モクズガニ採り 山太郎探し。

これから冬にかけて大隅では河口でモクズガニが採れます。
冷たい川に入って岩をのかしながら探さずとも、タモ網ですくえるポイントがあって、犬の散歩がてらおかず探しができる。
最初のころはサイズが取れなかったり、あと、取った後の調理法がわからなくてがっかりしたりだったが、今年は違う。
甲幅5cm位のが中心だが7-8cmくらいのバカデカもよく採れるし、捕獲後は入念に泥を吐かせるのがよい。カニの頭が水面から出るくらいの浅さで毎日水を変えながら4-5日どろ抜きをするとよいのだが、それ以上の水深だと カニはセルフブクブクができず死ぬ個体が出る。 あと、2日もすると泥は過半抜けるが元気がなくなるので、キャベツかなんかを入れておく。 そうすると1週間たっても超元気だ。 ある意味小さいのも捕獲しといてカニ餌にも使えるだろうね。 ただ、ハサミは処理しとかないと。 まじでモクズガニのはさみのパワーは尋常ではない。 7cmの甲幅があるやつとかに挟まれると冗談抜きで指に穴が開きますわ。

そして数日前 再び錦江湾
この日は確実に無限アジフィーバーがかかっているのを確信できる魚探反応。

一見ロープの反応のように見えるが 驚くなかれ 全部アジだ。 
しかもこの日はでかい。 いつも錦江湾はアジが釣れるがサイズが小さいと以前書いた覚えがあるが、この日は違う。平均で27cm前後 尺アジも頻繁に混ざる。

ここで 前回書いた 無限アジの釣り方記事の補足をするが、
ある程度アジらしい反応が出た時は、すぐに仕掛けを落とすのではなく、その周辺のエリアを軽く1周して、より魚探反応の良いところを探さねばならない。

というのも この無限アジ釣りは ただのサビキでエサを使わない釣り。 つまり 確実にサビキが群れの真ん中に落ちてくれないと、少し離れた群れは仕掛けに寄って来てはくれないのである。
そして、確実にまん中 という事を考えれば、 当然魚探の周波数は200khzであるべきだ。 広くアジの群れを探している間は77-88khzと言った周波数のほうが使いやすいが、サビキを落とす際、77-88khzの周波数では本当に群れのまん中に仕掛けが落ちたかどうかが不確かだ。
例として200khzで表示していた魚探を77khzに切り替えた時の つまり画面途中で表示が切り替わった際の 魚探反応を見ればわかりやすい。

なお、この画像ではズーム分割も行ってるので 左から1と3番目が200khzという事になる。
このように 真下はアジすっからかんでも77khzではいっぱいいると錯覚してしまうという事、そして1周廻って反応の濃いところを探すという事にの重要性がわかるだろう。 ほんとに群れが真下でないと全く釣れませんから。
ついでに言えば こういう表示には魚探のパワーも重要。 200khzはメーカ公表探査深度値の額面よりはるかに探査深度は浅いです。深度40m以内であれば200W 250Wといった小型魚探でも十分表示可能だがそれを超える深度で200khzの精緻な表示を求めるならやはり魚探は500Wがよい。 でないと、この記事を見て200khzにおいてアジがいないと判断したら、実は単に魚探のパワー不足で写ってなかったということが起きかねないという事で、それじゃ意味ないでしょ。

で、この日のような猛烈なアジ反応が映れば、もうサビキを落とすたびに鈴なりでアジが釣れると思ってよい。 

そして、当方の経験上、そういうポイント そういう日 では そのアジに大型魚がついているときが殆どだ。 普段はちょっとしたアジの群れには何もついてないことが多いんですけどね。 、、、、サメを除いて。
が、この日は別だ。 サメらしき魚探も濃厚だが、アジがサビキにつき、それを引き上げる途中、アジが暴れたり、いや そもそも魚探にサビキのアジを追う巨大な魚体が!  これはやばい まずサメだ。サメに仕掛けごと食われてはかなわない。 ゴリ巻きであげるわけだが、悲しいかなそうすると大きな尺オーバーをはじめ、水の抵抗が大きい あるいは暴れるパワーのあるものは次々とフックオフしてしまう。
しかも 鈴なりの平均27cm以上のアジって合計1kgは優に超え それなりに引くため、ゴリ巻きのてが緩む間合いができてしまうときがある。
と、やはりというか 中層を超えたあたりでアジをひったくられ、
猛烈にカヤックが引っ張られ出す。 もうおなじみサメですな。 
もはやこのモッサリとパワフルなサメの横方向の引きには慣れてしまい焦ることは一切ない。 しばらく引っ張らせておけばスピードは落ち、そうすると動き続けないと呼吸できないサメは早々とグロッキーになってしまう。 
しかし 今回はでかい。 普段でも1Mオーバーの物が多いが サメはしっぽのでかいものが多く、たいして頭も振らないため 重みはともかく実質的な引きは30cm~50cmくらい小さめの魚程度でしかない。 が、今回のはさすがにでかいぞ、1m50は超えそうだ。みるみる100mほど引っ張られた。
サメの相手をして無駄な時間が過ぎるのだが、ここは読者に見てもらう面白いネタとしてこのでかいサメを釣り上げてやりたい。 が、グロッキーになって竿に半ばぶら下がってる状態になったときに、その重みに耐えかねたか、ラインブレイク。
ま、1匹だけだけどポイントの厄介払いができたと思えばいいか と納得して元のポイントに戻り、では、とばかりに今度はかかったアジをそのままそこに落として泳がせ釣り。 

すぐにオオモン
 が後が続かない
うーん 泳がせにはエサがでかすぎなのだけどね。 

まあ ブリとか釣れるはずなんで。

やはりいた ブリ80cm超

と次に来たのがさらに大きい
がブリではない。 サメでもない。 やや下向きに引く 締めこみはきつくないが重い もしや10kgクラスのチャイロマルハタかクエ?!
が、底への引き  中層越えのころの反応で
 奴だと確信

ぐわは!!! なんだこりゃ ウルトラビッグニベ

こういう写真てサイズ感でないよね

うーん やはりサイズ感でないな。
何センチあると思います??


なんと驚異の140cm超え
リリース後に空気が腹にたまってぷかぷか浮いてたため、手を広げて大体の長さは測れたのだが 下手すると150cm超えてたかもしれない。
さすがに引き上げて膝に乗せる気は起きなかったですよ。 万一グロッキーから立ち直ってしっぽを振られたら、こちらがカヤックから吹き飛ばされたり、あるいは鋭い歯で大けがしかねない。

幸い上の写真のように頭をタモで支えて空気抜きをしてやったら無事底に戻って行ってくれた。 戻れなくなったらどうしようと思いましたよ。

どうも、、、エサが大きすぎるんやね。 今日に関しては、、、、
サメはもちろんの事 2匹目のブリはいらないし ましてやバカデカニベもいらない。 
ということでやむを得ず尺アジを使っての泳がせは諦め、持ち帰りアジの確保とこの後の泳がせのため小さなアジ狙いで、、、、 といってもアジがかかったらゴリ早巻きする以外の方法はないので、持ち帰りアジの確保は一瞬だが オオモンあたりが好きそうなサイズのアジ確保ができるまで時間がかかり、はっと気づくと昼過ぎに。
で オオモンポイントに行き泳がせを始めるも かかるのはサメばかり。 ただ、この日はラインを即切ってゆくやつばかり、ま、ある意味手間がかからないので救いでもあるんだけど。
それにこの日はポイントを移動してもあちこちにアジの群れがたむろしており、サビキを付けたままだと(サビキの針にオオモン用のアジを付ける落とし込み釣り)底に仕掛けが達する前に別のアジがかかってしまい、まともに他の魚を狙った釣りすらできない状況。
確保した小さめのアジがすべてサメにやられた後は、こんな日にひねくれてサビキなしのジギングをするより、すでにブリ オオモンも確保済みな訳だし、良型アジ釣りに専念したほうが良いのでは と思い直し

良型のみえり好みしながら 20匹ほど確保、、、恐らくこの日は軽く60-70匹は釣った気がする。 そして25cm超のアジをすべてリリースなんて贅沢な釣りをできたのは貴重な体験だ。

帰宅後やけにクーラーボックスが重いので、いくらブリが入ってるとは言え重い。 もしや案外アジって重いの? と思いつき、計量してみると、尺アジって250g前後あるのね。道理で鈴なりだと引くはずだ。  で、 4匹で1kgか。 という事は40匹で10kg。 隣人と話をしていたら、今年は内之浦が不漁続きで 首折れマアジの値段がキロ1000円を超えることもあるそうな。とらぬオヤジの皮算用、今度はリリースなしでアジ釣りをするか! と勢い突く。 が、まあね、さすがにこんな魚探反応の日は続きませんわ。











  

2021年10月29日

無限アジ の釣り方?

第5期予約受付延期します 再開年明けごろ予定

太平洋側のシケが収まらない。 風は特別強いという訳ではないのだが、とにかく沿岸波高が50cm せめて1M以下 なんてはもう1か月以上 いやもしかして2か月近くなかったかもしれない。 当然カヤックは出せない。地元内之浦湾も、まああえて言えば浪打きわから500m圏内くらいなら出せなくはない という日がない訳ではないが、 しかし、当然ながらそんな日に出しても落ち着いて釣りは出来ない。 あくまでカヤックフィッシングにおけるポイント選びは より釣れそうな場所 ではなく、 より安全な場所 から出艇するのが原則、いや絶対法則なのだ。

が、幸い九州南部には錦江湾がある。 南端エリアを除き、台風でも通過しない限り波高50cmを超えることすらまれな錦江湾。 風が穏やかで風向きさえ良ければまず落ち着いた釣りができる。
というわけで前回ブログ記事に引き続き錦江湾ばかりいってます。 やはり鹿屋エリアと比べ風が一段と穏やかな垂水側。 1時間かけてね、、、、くっそー 何のために内之浦に住んでるんだ と思いつつ、、、。 

いつもな感じの釣果。 オオモンハタに関しては 実は毎回20-30cm位の個体が4-5匹は釣れている。もちろんリリースですけれど、ちょっと若魚の数と成魚の数の比率が歪というか?こんだけ若魚がいれば老成魚とかも良そうなもんだが? 無論捕獲圧が高ければ老成魚はいなくなるだろうけれど、佐多岬よりと違いこのあたりは遊漁船も少ないし。 放流してるのかな?

一度だけ錦江町と南大隅町の境目より少し先まで行きました。
なにしろ垂水鹿屋エリアは殆ど砂地ばかりなので たまには岩礁で釣がしたいと思いましてね。 ところがその岩礁に魚が全くいない。
始めて行ったエリアで途方に暮れてさまよって サメに仕掛けばかり奪われて あきらめて帰る直前でポイント発見。


オオモンのサイズは良かったが、南側よりのエリアに期待した割には寂しい釣果と言わざるを得ないかも。さらに南下して佐多近辺まで行けば地形も複雑になるが、総じてこの中途半端に南のエリアは地形が単調で、ちょっと厳しいかもな。



さて、サメの話題も出たが、 ほんとに錦江湾はサメだらけです。 一釣行において 多分6割7割がた1回はサメを釣り上げてるし、 例えサメを釣り上げなくとも サメに釣った魚を食われた 仕掛けを切られた サメが釣った魚についてあがってきた というのもなかったという日はまずない。 



ほれ、この通り。 毎回釣ってますわ。

とにかくサメが多いのは間違えない。 が、思うにこれだけ釣り上げる機会が増えたのは、ひとえに幹糸の太いサビキ、大物狙い用のサビキといったスペックの落とし込み釣りの仕掛けを使うようになったのが大きいと思う。 落とし込みの仕掛けは針が複数ついているから魚がかかると口以外にも他の針がかかるという事は少なくない。そして サメはその捕食後の動きに何らかの特徴があるのだろうけど、このサビキがぐるぐるに絡みつくことが多い。 
つまり、多くのサメがメーターオーバーにもかかわらずラインブレイクせずに取り込めてしまうのは(取り込みはしないか、、、、というか取り込みたくもない ご対面まで行くという意味)これが大きい。 まあ、サメでもいいから10kgクラスの大物とファイトしてみたいという人はお試しあれ。
ベイトの多いところだけでなく下が砂地で何もないところにもいっぱいいます。 基本中層であまり上下運動をせずゆったり泳いでるのが映ったらサメ。 あと何もない砂地で不相応にでかいのが底に写ったら それもサメの確率が高い。 まれにニベも釣れるけど。 サメがかかったらシュモクを除きあまり頭を振らないのですぐわかる。 ちょっとでかいカツオマグロ風な一直線の引きも見せるが カツオ系ならヒレの小刻みな動きが加わるから。 かかったのがサメであるのは結構すぐわかる そしてサメとわかったらあとはあまりドラグを締めず、勝手にカヤックを引っ張らせておくとよい。頭の振りは穏やかだし、底に張り付くとか身切れするような性質の魚ではないので 後は落ち着いてやってれば取り込めてしまう。とにかく疲れさせるのが重要でじっくりやるのがミソ。 じっくりやらないと仕掛け回収もままならないんでね。


と、ここでサビキの話が出たが、
いろんな人と釣りの話をしているとき、
エサもなしでサビキでアジが釣れるの?
と聞かれることが多い。 が、そもそも落とし込み釣りなんかが成立している以上、間違えなく断言できることだが
普通にエサなしでアジは釣れる。
無論これには一定の条件というものがあって、陸からの釣り 堤防とかで釣るのとは少し違う(まあ、堤防でも目下にアジの群れがある場合とかは普通に釣れると思うけどね 内之浦の漁港外の堤防際でカヤックで自分も時々釣ってるから)
カヤックのアジ釣り条件としてあるのは
自分がアジのいるところに移動できる これはプラス点  マイナス点はアンカーを落として同じところにとどまれない。
そして狙う深度は主に20M~100M超。 
まあ、アジ釣りは比較的底に近いところを狙うので要するに良くも悪くもサビキにアミカゴを付けても、エサとサビキの同調なんてできませんからエサを使う意味がない。 が、エサなんかで魚に来てもらわなくてもこっちからいるところに行けばいい訳で。 
そしてアジは比較的時合いに関係なく釣れてくれる魚です。 というか、時合いはかなり関係してるけど、それなりに大きな群れを見つけて釣ることになるので、渋い時間も若干は腹をすかせたのがいてそれなりに釣れてくれる。そして時合が来たとき運よく群れの上にいる時は サビキに鈴なりで釣れるという訳だ。

で、エサは使わないで釣れるとして、まずは

道具について

基本サビキなら何でもよい 安いのは1パック100円くらいで買えますから、それでいいと思うが、しかし、この釣り、針にかかったアジに大型魚が喰ってくる確率の高い釣りです。 一般のアジ向けサビキのラインの太さではプチプチ切られることも多い。 それにオモリもなんにオモリにするよりジグをぶら下げたほうが一石二鳥。 サビキの短めのを使えばジグをしゃくる邪魔にならないし、それにですね、例えばオオモンハタって数匹の小さな群れになってることが多いのですが、そういう群れは1匹ジグに食いつくとき、その群れの全員がジグを追ってることが多い。 オオモンがかかったときの魚探をよく見ているとわかりますよ。オオモンの時は無論、そうでないときもジグにかかった魚の一緒に途中まで登ってきている魚が魚探に映ることは頻繁にあるはずだ。 で、特にオオモンの場合、2匹目がサビキのほうに食ってくるという事は頻繁にあるという事。
では アジ向けサビキではその強度が足りないとすると、太めのサビキ?
まあ、そういう事になりますね。 ただ、落とし込み用の幹糸12号とか14号とかのを使うとやはりアジの食いは少し落ちます。 
アジだけ終日狙う事はないだろうし、同じく終日常に落とし込み釣り(泳がせ釣り)をやるのもカヤックでは難しい。 生け簀ないしね、その他理由はいろいろあり過ぎるのでここでは省略するけど。 となると、ここぞというとき、まとめてお土産の尺アジを釣りたいときとか、泳がせ用のエサを効率よく釣りたいときはいわゆるアジ用サビキ。 普段はジギングやタイラバ併用でショートタイプ落とし込み仕掛けで釣るのがよいのではないかと思う。

そのサビキのほうはおおむね120円から400円で大アジ カツオなど用の幹糸8号-10号くらいのサビキが買える。どれでもいいと思う。色や形で釣果の差が出たことはないし。 
落とし込みは船でやる釣りなので、あえて落とし込み仕掛けの中でもショートタイプを選ばないと仕掛け長が3Mくらいあってカヤックでは使えない。幹糸10号以上の ショートタイプであればどこのメーカーのでも同じだ。 12号 14号でも同程度に釣れる。
ただし、自分が1昨年頻繁に使ってたジギングサビキ系は思いのほかアジは釣れません。 どうやら針の数が物を言ってるようで、 ジギングサビキで一般的な針数2個より4個以上のほうが明らかに釣れる。 それにジギングサビキは基本糸が10号以下のものが多く、アジに大物が食いついてきたときの耐性が低い。 ジギングサビキは2個セットで400円くらいから買える一方 落とし込み仕掛けは1個で400円くらいするためコストはかかるが、実際使ってみるとジギングサビキは枝針が1本切れてしまうとほとんど使う意味がなくなる一方 落とし込みはラインの太さあるため切にくく、さらに例え枝糸一つ切れてもまだ使えるので 案外コスパに差は出ない。



釣れる場所
 
特別なことは何もない。 ジグをぶら下げて普通に釣りをすればよい。 
普通にみんなが魚が釣れるだろうと思うところ 駆け上がりであったり 使われなくなったブイの周りであったり そういうところには魚影がありますね。 そういうところにアジもいます。 ただし 普通に魚を狙っておまけでアジがかかる のならそれでいいが、サビキでたくさん釣りたい場合はそれなりの大規模な魚探反応があるところをさらに見つける必要がありますね。

こういう密な反応を探さねばなりません。  岩礁や駆け上がり ブイ等のストラクチャーから少し離れた何もないところ、その他の捕食者がいないところに案外こういう反応があったりすることが多いし、こういう反応は岩礁の反応と違い常駐はないので幅広く探してみよう。

必ずしもアジばかりでこういう反応になるとは限らないけど、錦江湾の場合は高い確率でアジ。 もう少し大きいハマチとかだともっとばらけた反応になる。 ロープとかが映ってこういう反応で出る時も多いが、アジの場合仕掛け投入とともに若干上下に不規則な動きが出る。 反応の上のほうはサバだったりするときも多い。 あと、さらに表層に近いところでイワシの反応が出る時もありますね。

なお、10M~20M程度のところだともう少し1匹1匹が映ったりするし、その深度の砂地で小さな群れがあちこちに散らばるという事もあります。 これは志布志湾なんかでよくあるパターンで、マアジ その他の様々なアジ類 サバ カツオ など同様な感じで散らばってる。 志布志湾の特定の場所以外では見ないパターンで、メインは上の写真のような場所を探すことに変わりはない。


釣り方


いろいろ試した結論は 基本しゃくらないゆっくりしたタダ巻きです。
ただし、上記写真のような反応があったところでは、まず反応があるところの上から指ドラグをかけゆっくりサビキを落とすこと。 食いの立った群れであれば あるいはアジサバの類であればフォールの際に食ってきて、ジグの落下が止まります。 そういう時は明らかな気配を感じるはず。あるいは止ったかな フォール速度が変わったかな?と思う程度でも即合わせること。 でないとサビキがぐじゃぐじゃに絡まる。 
フォールで喰ったらこっちの物 その場合は群れが移動するまで無限アジ釣りになる可能性が高い。ほとんど仕掛けを落とすたびに釣れることでしょう。 こういうポイントに恵まれた日は自分の場合30匹40匹釣ってます 無論アジ釣りメインでないので 釣ったアジで泳がせをしながら あるいは他の魚を求めて移動しながらの数の話。

 
フォールで喰ったら次その棚の深度を狙えば効率はさらに上がる。 ただ、深度によってサイズが違ったり サバとアジの積み重ねになってたり 下のほうが小さかったり いろいろなので全層チェックはお忘れなく。
フォールで喰った後の2回目3回目、フォールで喰わなかったらそのあとゆっくり巻き上げる。 
そして1回目のフォールで喰わなかった場合だが、すぐに引き上げてはいけない。 2-3回巻き上げてそのあと10秒ほどステイさせます。
棚がわかって来たら巻き上げの位置もそこに合わせること。

そして しばらく経つと魚探反応がなくなる あるいはなくならなくても釣れなくなる場合がある。 そういう時は粘るより周囲を移動してチェックだ。 魚探では真下でも群れは10m20m横移動しているときがあるからね。 魚探の探査周波数を変えて効率よく探そう。
もしそれでも食わなくなったら場所移動が良いでしょう。 そもそもカヤックで終日アジ釣りだけする人は少ないでしょうから、アジがその場所で釣れなくなってきたタイミングであれば そこにいるハタ系なんかも既に探り終えているはずだ。 場所移動したほうがアジだけでなく他の魚も釣れる確率が高いです。

なお、タダ巻きやステイ以外言わなかったが、しゃくって釣れないわけではない。 恐らく反応が悪い時にしゃくるのは少々効果がある。 が、フォールの速度調整なし、着底直後からしゃくる をやると明らかに釣果が落ちます。 むしろそれをやるなら、挿エサの沖アミを少し持ってゆく事を勧める。 エサなしで釣れるんだからわざわざ常用する意味はないけれどそれなりにブーストはかかる。 食いが悪くなったのか、群れが下にいないのかチェックしたいときや、坊主逃れのアジが欲しい時の最終兵器にはなる。

ちなみにサバ、イワシも棚の深度があがるだけで同じやり方で釣れます。 サバはすこし早めに巻いたほうが釣れるが、巻いて止め巻いて止めも効果的。 イワシはなかなか群れの上にいれる時間が短く短時間勝負になるけど、うまくサビキを落とせれば、あとは群れより少し下まで落とした後ゆっくり巻き上げるだけで鈴なり確定です。



こんなところかな。 要はポイント探しにかかっていて、何のテクニックも特別な仕掛けもいらない釣りなんでそれ以外書くことがない。 

自分の場合錦江湾では数か所無限アジポイントを開拓してるのだが、今だ特別にこういう場所なら大規模な群れがあるという法則は見えていない。 岩礁の駆け上がりなどは群れの出やすいところで、数匹お土産を釣るにはいいが、必ずしも常駐の しかも大規模な群れがあるとはかぎらない。 むしろ 先ほども言った少し離れた場所、そこに軽い地形の盛り上がりがあるとか だとその上に移動型の大きな群れがあったりする。
あとは 錦江湾で言えば 養殖場の近辺ですな。 くれぐれも言っておくが養殖場のすぐそば ではないよ。 まあ、養殖場の船に関して自分は漁師と違い無茶ぶりな文句をいってくる船はみたことないが、養殖場の固定ブイ周辺はロープだらけ。 養殖場外周にエリア分けのブイがあるならその中に入らない、なければ十分な距離をとる、そして 船の通路になってるところに居座らない。これは悲しいかな 他の人のSUPやカヤックで時々見かけるんだけれど。みんなその程度のマナーは守ろうね。  錦江湾に関してはそこまで近づかなくとも、養殖場の多いな所ですから、廃止されて使われていないブイ あるいは水面下にある恐らく養殖場の残骸 なんかも多くあります。 そういうところで狙えばよい。 一度釣れても群れが移動して次回は空っぽのパターンも多いからなん箇所もめぐるのが良い。  多分錦江湾で無限アジポイントが多いのも養殖のエサの関係もあるのではないかな と思う。
以前 錦江湾は無限にアジが釣れるがほかの魚は釣れない という話をしたが、以前よりいろんなポイント開拓が進んできて最近若干意見が変わりつつある。 実は上のアジイワシの写真の日 大きなブリもアジ泳がせで2匹釣った。 一匹目は帰り際 鰓や肝を外す処理のし直し(その場で処理するとそのあと釣れなくなるので)をカヤック上でやってる途中で手元が滑り、そのままブリは海中に沈んで行ってしまった。2匹目は1匹目がクーラーを占拠したのでリリース済み。で、結局写真はなし。

一方で地元内之浦湾 志布志湾では季節により岩礁地帯で無限アジになることはあるが、そこまでコンスタントには釣れませんね。  まあ、終日サビキをぶら下げて他の魚も釣りながらおまけでアジを数匹 というパターンが多いかな。というか そこまで大きな群れがカヤックで行ける範囲にない。湾の外海寄りには数か所大きな群れがある場所はあります。