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2017年08月27日

過酷な出艇場所から出てみた

 先日入手したpaddle logic 社のカヤックカート
アメリカに直でオーダーするしか入手方法がなく、日本で使ってる人は皆無に近いと思うが、非常にすぐれもの。
 基本的にはボート用のバーベルタイプのドーリーなわけだが、実はU字と言うかV字型のハンドルがこのカートのミソであります。
 このハンドルが単なる締め付けベルト代わりであれば、ふにゃふにゃでも紐であっても要はしっかり締め付けられればいいだけなのだが、
このハンドルの役割は単なる船体への固定だけではない。 
 ハンドルはEVAだかネオプレンゴムで包まれており一見柔らかそうだが、中身は結構固く、、、、 まあ、実物を見ていない読者の皆様にはわかり辛いだろうから、端折って言えば とにかくこのハンドルがあるからこそ絶妙な遊びのある固定ができるのは無論のこと、たぐいまれな悪路走破性 路面追従性 スムーズな方向転換性能を生み出してるのだ。 そのうえ水上で脱着できるというのがいい(無理すれば他のカートでも不可能ではないだろうが、実用上、ほとんどどんな水面の状態条件でも脱着可能なのはこのカートだけではなかろうか)

 で、しばらくこのカートを使っていて はたと気が付いた。
DIYで作れそうだな、と。 そしてはたとさらに気が付いた。
 ちっちゃいサイズのこのタイプのカートを船首方向につければ、カヤックの持ち運びが超楽なんじゃね? と。
それにしても どのカートを使うにせよ、このカート2台 4輪化というのは今まで全く考えたことがなかった。
あくまでコンパクト 軽い 使用前に手間がかからない(やたら分解組み立てがいるとか、ハッチ内に収まらないとか そういうこと。 こういったひと手間だけかかることでもいくつか重なると非常に面倒ですからね)
などの条件さえそれば、前後2台のカヤックカートのほうがビーチでの出艇 帰還 超楽なんじゃなかろうか?
1日のカヤック釣行において最も過酷な作業はなにかと問われれば 迷わず自分はビーチからの撤収と答える。 これが楽になる。 なぜ今まで思いつかなかったのだ!

 と言うことで早速船首用のカートを作ってみた。
当然次の釣行はこのカートのテストにふさわしい条件の場所から出艇すべきであろう。
そしてテストに選んだのは、あまりに過酷すぎて4年ほど行っていなかったポイント。
なにしろカヤックを車から降ろしてビーチまでコロコロとカヤックを引っ張る距離250メーター近く しかもビーチの傾斜はかなりきつめ。
これを過酷と言わずなんと言おう。
思えばジギングと比べはるかに軽装で行けるリーフ周りのキャスティング専門でやってた頃しか行ってないので、ジギングのポイントはまっさら 未開発だ。

 そして昨日、目当ての場所に出かけ、早速コロコロやってみると、なかなか良い。 思い通りの働きをしてくれる。まあ問題はあくまで上り坂になる帰りではあるが、少なくとも250m近いコロコロは非常に楽だ。

 これでお魚のほうもいい反応が出て、新たなポイントを開拓できれば言うことなしだな と思いつつ まずは深度25-30mあたりをしゃくりだすが、、、、 非常に魚探反応が悪い。 周辺を巡ってみるものの反応は悪いまま。 おかしいな? 地形は悪くないしリーフ周りのキャスティング時代 5-15m深度あたりははそこそこ釣れたのにな。
 2時間ほど何もない時間を過ごし、見切りをつけ少し深いところに移動。 基本海図に載るような根とかはないところなので、同じく海図ではわからない急峻な駆け上がりとかを探すのだが、そういう地形はなかなか見つからない。 あっても魚がほとんどいない。
 慣れないエリアでジギングするときは魚影の拾いやすい浅場のライトゲームのほうが良いと思うのだが、もうやむを得ない。さらに深いところに移動。
海底地形の勝手がわからないところであまり深場に行くとボーズをくらう可能性があがるだけな気もするが、、、、

 そして、少ない魚探反応を何とか拾って狙い撃ちを続けてると
過酷な出艇場所から出てみた
ようやく良型タマンゲット

続いてちびクチナジ
過酷な出艇場所から出てみた
てかクチナジ?? あなたこの深度で何してるんですか?

魚探反応は相変わらず絶望的に悪いんですが、、、、、、 

が、それなりに時合いが来ているらしく、2回ほど先ほどのタマンと同程度のサイズの魚がヒット&ばらし、、、、最近ようばらすね、俺。

そして、時合いが終わる前に何とか良型タマン2匹目ゲット
過酷な出艇場所から出てみた

これで時合い終了。 そのあとやる気なく流してると、はたとカヤックの下に生き物の気配が?
サメ??

なーんちゃって。 そういうのでなく。 たまにメーターオーバーのカメなんかがカヤック真下を通り過ぎて腰をぬかしますが(大型はあんまし慌てて逃げないしカヤックを避けませんからね。)そういうのでもなく。
30cm位のセンスルー +トラ柄の小魚がカヤック下についてた。 コバンザメやら小さい魚はたまにつくけどこの深度の表層で?

パッと目が合うとあわてて舟底に隠れる様子がかわいい。
で、ジグを入れてみると どうやら仕掛けを抱いたシガヤー(タコ)よろしく夢中になったらしく、警戒心を失いカヤックの真横でひたすらジグをつんつんつつきだした。 ジグを水面から揚げると、口を水面に出してパクパクしてら。
過酷な出艇場所から出てみた


その後も魚信なし、
過酷な出艇場所から出てみた
魚探反応は絶望的に悪いまま、、、、、、 これ、ほんの数メーター離れたところに深度差7-8mはある急な駆け上がりがあるところの画像なんですけど、、、、ありえない。
そのまま後半戦に突入で、本来なら改めて釣果を求め浅場に移動するところだが、この魚探反応では、今後 あの過酷な出艇撤収条件を押してそうそうまたこのポイントに来るとも思えず、潮流に流されるままに やる気なくしゃくり続ける。

過酷な出艇場所から出てみた
そして魚探反応一切変化ないまま後半戦もタイムオーバー
また例によって遠景に見える本部半島に雨雲がかかり、入道雲が発達してきたので、延長もなし。
とりあえず帰り道は浅場を通るか、と思い、30m深度に移動。

と、ジグが底から1mも離れていないところでパックーンとヒット
なかなかの良型。 根が近いのでさっさと底から離したいのだがそれなりにでかいらしくなかなかの抵抗をする。
これはミーバイか? ミーバイだな。 アカジンか? 中層過ぎても抵抗するんでアカジン またはでかいナガジュー。
なーんて思いながらリーダーが入り魚の姿が言えてきた。
ん? 赤でなく茶色
過酷な出艇場所から出てみた
一瞬アカジンじゃないのか と思ったが イノーのほうのアカジンでした。 2.1kg

なんとか少数精鋭で釣果は最低ラインを越えた気がするので、納得して納竿。


さて、問題のカートを使った帰りだが、、、、
いまいちだな   ボツでした。
ボツなんでどうしようと思ったが一応写真を載せておこう
過酷な出艇場所から出てみた

DIYカートそのものの出来が悪いという問題ではないが、そもそも傾斜のきつい砂浜を引っ張るときの角度の問題。
平坦な場所で引っ張る場合は言うまでもなく4輪は楽だ。力もさほどいらない。 が、昨日のように長距離をコロコロする出艇ポイントなんて他にはないし、要は砂浜。
このタイプのカートは重心が低い。で、平坦なところと違い砂浜では均等な力で引っ張るのは無理。 なのでエイヤエイヤと勢いをつけて引っ張ることになるが、そうすると勢いを付けるたびに自分の手の位置と後輪を軸にカヤック船体が斜め上に持ち上がり、前輪が浮いてしまうのだ。もとより重心は船体後ろなので、前輪への接地圧が低く、4輪全接地状態でも全く意味がないという訳ではないが2輪よりかはわずかに楽にしかならない。
引っ張る際の角度の問題なので解決策としては引っ張るときの延長紐の長さを数メーター伸ばす、、これはないな。 船首カート位置を後ろにずらす、、、、試す価値はあるが、前輪接地圧低下の根本解決にはなんないな。 
あるいは普通のカートを前に使うか。一般的なカートはタイヤの上にカヤックが来るので重心が高い つまりこの手のカートを船首につければ、やや地面に前輪を押し付ける角度で引っ張れる。うーん 普通のカートは前輪固定になるな。方向転換が難しくなるので、あんまり移動距離の長いとこでは使えないが、改めて傾斜のきついビーチで試す価値はあるか。








 
 


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Posted by 足こぎ at 06:13│Comments(5)今日の釣り
この記事へのコメント
ブログチェックさせてもらってるnaga-totoです。Garmin魚探の画面見ました。私はechomap使ってますが、同様な状況になった事が有りません。ノイズですかね?原因は分かったのでしょうか?後、海図ですが、QuickDrawは使わないのでしょうか?
Posted by naga-toto at 2017年08月29日 03:50
自分のはStriker5なんで、QuickDrawはついてないですechomap chirp4 も同じくらいの値段だったのですが、画面が大きいのが欲しくて。地形はいつも行くポイントは把握してるのでまあ、これで困んないですし。

 さて、全体ごま塩の画像ですが、底に魚やベイトがいればちゃんと写りますが、それはともかく自分にとってはよくあることなので原因がわかったかと問われても、そもそも原因を追求する必要性を感じておらず、何とも答えようがありませんが、、、、。

一応設定情報とか書きますと ガーミンはゲインの調整が細かくできますが、200khzが自動のMid 77khzが自動のHighです。ノイズフィルターは表層以外かけてません。
この設定でこのくらいの80m以上の深度に行き底に何もないといつもこういう画面になりますね。というかノイズフィルターもかけず、ゲインを上げればすべての魚探は構造上、深度が深まれば深まるほどごま塩が濃くなるというのが普通だと思います。
Lowrance HDI時代も同様 深度で底に魚がいないと、ここまでではないですが似たようなごま塩状態になってましたし。(あくまでノイズフィルタすべてオフならばです)
ちなみに振動子の取り付け位置は関係ありません。

ゲインを落としノイズフィルターをかければ、ごま塩は当然減り、きれいな魚探画面?になりますが、自分の場合あらゆる細かい情報を見落としたくないので、あえてノイズフィルターオフ、ごま塩で判別できなくならない程度にゲインを上げてます。程度としては底にベイトがいる時 ごま塩ノイズと混ざらない程度に ですね。
 ちなみにブログに画像を載せてないですが50m深度くらいまでだとこの設定でも、こんなごま塩画面にはならないですよ。
 
ということで同様な状況になった事がないとのことですが、おそらくそれはゲインやノイズフィルターの設定の違いではないでしょうか? というのが自分の推測です。

もしかして自分の魚探は日本ではまだ販売されていない?新型ClearVüモデルです。 旧型のDownVüと振動子も違うし、もしかして細かい情報をより拾うようになった分海水内のゴミ、藻など起因のノイズも色いやすくなったなーんてこともあるかもしれませんね。
Posted by 足こぎ足こぎ at 2017年08月29日 08:25
あ、あと沖縄県以外の海域はわからないです、、、、
ごま塩画面かどうかはフィルターのかけ方で変わりますが、沖縄県は造礁サンゴの多い深度(サンゴ全般でなく、中でも日光を必要とする造礁サンゴです 30m前後+-10~20mまで)より深いところに出ると、例外は多々あれど地形変化がなければ基本すっからかんで魚はほとんどおらず、だいたいこういう魚探反応になります。
Posted by 足こぎ足こぎ at 2017年08月29日 10:52
足こぎさん

詳しい説明ありがとうございます。ゲイン上げて感度重視なんですね~。私は自動で特に困って無いので、そのまま設定です。DownVüとClearVüは商標の話みたいで振動子の性能等はなにも変わらないと思います。また、魚探関係の投稿をお待ちしております。
Posted by naga-toto at 2017年08月29日 11:12
DownVüからClearVüで若干精度だか探査範囲はあがってるそうですが、まあ、まず体感できるほどではないでしょうね。どちらかと言うとDVからCVで安くなった(日本の代理店がそこを反映して安くするかどうかは不明です)と言うほうが大きかったりするかも。
Posted by 足こぎ足こぎ at 2017年08月31日 20:24
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