オオモン好調 & 無限*尺*アジ & 超でかいアイツ

足こぎ

2021年11月19日 15:30

第5期予約受付延期します 再開年明けごろ予定

季節的に魚はよく釣れる季節なのもあるが、地元内之浦はたいして釣れないと見切りをつけ、1時間くらいの移動は厭わず、海況天気に合わせていろんなところに行きだして以来、好釣果の続く今日この頃。
特に全面砂地と言ってもよい錦江湾の攻め方が少しずつ分かってきたのが大きいかもしれない。
かなり内湾地形で極端に高い波は立たない錦江湾、ただ、水深が深く、外海との海水の出入りが豊富なためか ブリ カンパチ カツオ サワラ マグロと言った外海の魚も釣れる。
特に大隅半島中南部は、曲がりなりにも溶岩の岩礁地帯の多い桜島周辺と違い、深度変化は大きくとも岩礁や出入りの激しい駆け上がりの少ない砂泥地ばかりなので、必然的に遊漁船等はわかりやすい魚の集まりそうな場所に集中し、ますます良型が釣れないという悪循環。
 一方で、なぜかアジだけはいろんな場所でよく釣れるため、自分的な錦江湾での釣りポイント探しのミソは、まずそういったアジの豊富に釣れる場所を探し、そのうえでそのアジを狙うフィッシュイーターを狙う という感じですね。
ただし、オオモンハタは除く、ですが。 オオモンはアジがいなくても 周りがすっからかんでも なぜか数匹集まってうろちょろしてることも多いので。 どうやらそのウロチョロも一定の規則性は感じるのだが、まあ、これはまた回を改めて。
今回は 釣果報告がたまってますからその辺と、あと、アジの釣り方の続編をば。


まず11月上旬 錦江湾。 いつもの山の陰にあたるエリア。 最近は風が北西寄りになってきたので、必ずしも風裏になってる訳でもないのですが、なんせ波が低いのと、荒れやすい浅瀬も狭いため、少々天気予報が外れても危ない目にあうことはない。 そういう点では太平洋側と180度違う。 太平洋側はちょっとでも天気悪化すると途方もなく怖いですから。

早速オオモンダブル

このダブルの時の魚探反応画像ではないが、こんな感じの魚探反応で釣れますわね。
そして、アジは安定の無限アジ。
そのアジを使って泳がせをすれば

ブリも釣れると。
この日はこの後オオモンファイヤー発動で、


もちろん安定のサメもたくさんいます。 何度釣れたアジに食らいついてきて仕掛けを切られたことやら。


次は先週末、久々にというか1か月以上ぶりに太平洋側が凪。 これはもう太平洋側に行くしかない。 とはいえ佐多太平洋側とかまで遠征はしないですけどね。 基本遊漁船の多いところ 皆が釣りをするところには良型の魚はなかなか釣れない というのが大隅エリアのパターンと最近つくづく実感してるので。もちろん佐多も5km沖とか行けばすごいんだろうけど、、、カヤックではさすがにそれは、、、
ということで近場実績ポイントにGO。 内之浦をはじめとするエリアの岩礁は 遊漁船も漁師もカヤッカーも多いですからね。 恐らく知ってる人は少ないであろう砂地の中の小さなポイントを中心に攻めます。
なんだかデカいけど引きは優しい魚が、、、多分あいつだ。

にべ
もちもちしておいしいし、デカいし、宮崎と違い鹿児島ではセリで値段つかないし、お家で愛犬と一緒に食する魚。 60~80cm位がいいよね。
ただ、ファイト中はあまり面白くない魚ではある。なんだろう、斜め下に引くちからはサイズ相応に強いけど、直線的規則的でちょっとサメに似ている。サメはもっと横に引くのが違うけど、特に底でうろつくこともあり、針がかりすると若干頭を振るハンマーヘッドはにべと似ている。
要するに勝負が決まるのは早いが、底に向かって強烈い締めこむ大型ハタとの緊張感のあるやり取りがある訳でもなく、途方もなくがくがく頭を振るかと思えば猛烈に走る大マダイでもなく、スピード感のある引きの大型青物のようなスリルもなく、中層まではそれなりに引くが、水圧差で胃袋が出やすい魚なため、後半は緊張感なく上がってくる、妙にでかい割にくみしやすいのがニベ。
そして 後は期待通りの良型オオモンラッシュ。 



プラス デカサバね。 ただ、アジと違い大隅のサバは寒い海のサバと違い脂がね~~のってない。 ただ、季節がらかサイズのためか全く脂のないぱさぱさでもないようで、アジの一夜干しを作る時に一緒に塩水に付け込み、干さずにそのまま焼くと身がぷりぷりして脂がなくとも結構うまい。干すと却ってパサつくよ。 

なお、晴れなのに風が強い日が多いこの季節、陸の釣りをしない自分の楽しみは
モクズガニ採り 山太郎探し。

これから冬にかけて大隅では河口でモクズガニが採れます。
冷たい川に入って岩をのかしながら探さずとも、タモ網ですくえるポイントがあって、犬の散歩がてらおかず探しができる。
最初のころはサイズが取れなかったり、あと、取った後の調理法がわからなくてがっかりしたりだったが、今年は違う。
甲幅5cm位のが中心だが7-8cmくらいのバカデカもよく採れるし、捕獲後は入念に泥を吐かせるのがよい。カニの頭が水面から出るくらいの浅さで毎日水を変えながら4-5日どろ抜きをするとよいのだが、それ以上の水深だと カニはセルフブクブクができず死ぬ個体が出る。 あと、2日もすると泥は過半抜けるが元気がなくなるので、キャベツかなんかを入れておく。 そうすると1週間たっても超元気だ。 ある意味小さいのも捕獲しといてカニ餌にも使えるだろうね。 ただ、ハサミは処理しとかないと。 まじでモクズガニのはさみのパワーは尋常ではない。 7cmの甲幅があるやつとかに挟まれると冗談抜きで指に穴が開きますわ。

そして数日前 再び錦江湾
この日は確実に無限アジフィーバーがかかっているのを確信できる魚探反応。

一見ロープの反応のように見えるが 驚くなかれ 全部アジだ。 
しかもこの日はでかい。 いつも錦江湾はアジが釣れるがサイズが小さいと以前書いた覚えがあるが、この日は違う。平均で27cm前後 尺アジも頻繁に混ざる。

ここで 前回書いた 無限アジの釣り方記事の補足をするが、
ある程度アジらしい反応が出た時は、すぐに仕掛けを落とすのではなく、その周辺のエリアを軽く1周して、より魚探反応の良いところを探さねばならない。

というのも この無限アジ釣りは ただのサビキでエサを使わない釣り。 つまり 確実にサビキが群れの真ん中に落ちてくれないと、少し離れた群れは仕掛けに寄って来てはくれないのである。
そして、確実にまん中 という事を考えれば、 当然魚探の周波数は200khzであるべきだ。 広くアジの群れを探している間は77-88khzと言った周波数のほうが使いやすいが、サビキを落とす際、77-88khzの周波数では本当に群れのまん中に仕掛けが落ちたかどうかが不確かだ。
例として200khzで表示していた魚探を77khzに切り替えた時の つまり画面途中で表示が切り替わった際の 魚探反応を見ればわかりやすい。

なお、この画像ではズーム分割も行ってるので 左から1と3番目が200khzという事になる。
このように 真下はアジすっからかんでも77khzではいっぱいいると錯覚してしまうという事、そして1周廻って反応の濃いところを探すという事にの重要性がわかるだろう。 ほんとに群れが真下でないと全く釣れませんから。
ついでに言えば こういう表示には魚探のパワーも重要。 200khzはメーカ公表探査深度値の額面よりはるかに探査深度は浅いです。深度40m以内であれば200W 250Wといった小型魚探でも十分表示可能だがそれを超える深度で200khzの精緻な表示を求めるならやはり魚探は500Wがよい。 でないと、この記事を見て200khzにおいてアジがいないと判断したら、実は単に魚探のパワー不足で写ってなかったということが起きかねないという事で、それじゃ意味ないでしょ。

で、この日のような猛烈なアジ反応が映れば、もうサビキを落とすたびに鈴なりでアジが釣れると思ってよい。 

そして、当方の経験上、そういうポイント そういう日 では そのアジに大型魚がついているときが殆どだ。 普段はちょっとしたアジの群れには何もついてないことが多いんですけどね。 、、、、サメを除いて。
が、この日は別だ。 サメらしき魚探も濃厚だが、アジがサビキにつき、それを引き上げる途中、アジが暴れたり、いや そもそも魚探にサビキのアジを追う巨大な魚体が!  これはやばい まずサメだ。サメに仕掛けごと食われてはかなわない。 ゴリ巻きであげるわけだが、悲しいかなそうすると大きな尺オーバーをはじめ、水の抵抗が大きい あるいは暴れるパワーのあるものは次々とフックオフしてしまう。
しかも 鈴なりの平均27cm以上のアジって合計1kgは優に超え それなりに引くため、ゴリ巻きのてが緩む間合いができてしまうときがある。
と、やはりというか 中層を超えたあたりでアジをひったくられ、
猛烈にカヤックが引っ張られ出す。 もうおなじみサメですな。 
もはやこのモッサリとパワフルなサメの横方向の引きには慣れてしまい焦ることは一切ない。 しばらく引っ張らせておけばスピードは落ち、そうすると動き続けないと呼吸できないサメは早々とグロッキーになってしまう。 
しかし 今回はでかい。 普段でも1Mオーバーの物が多いが サメはしっぽのでかいものが多く、たいして頭も振らないため 重みはともかく実質的な引きは30cm~50cmくらい小さめの魚程度でしかない。 が、今回のはさすがにでかいぞ、1m50は超えそうだ。みるみる100mほど引っ張られた。
サメの相手をして無駄な時間が過ぎるのだが、ここは読者に見てもらう面白いネタとしてこのでかいサメを釣り上げてやりたい。 が、グロッキーになって竿に半ばぶら下がってる状態になったときに、その重みに耐えかねたか、ラインブレイク。
ま、1匹だけだけどポイントの厄介払いができたと思えばいいか と納得して元のポイントに戻り、では、とばかりに今度はかかったアジをそのままそこに落として泳がせ釣り。 

すぐにオオモン
 が後が続かない
うーん 泳がせにはエサがでかすぎなのだけどね。 

まあ ブリとか釣れるはずなんで。

やはりいた ブリ80cm超

と次に来たのがさらに大きい
がブリではない。 サメでもない。 やや下向きに引く 締めこみはきつくないが重い もしや10kgクラスのチャイロマルハタかクエ?!
が、底への引き  中層越えのころの反応で
 奴だと確信

ぐわは!!! なんだこりゃ ウルトラビッグニベ

こういう写真てサイズ感でないよね

うーん やはりサイズ感でないな。
何センチあると思います??


なんと驚異の140cm超え
リリース後に空気が腹にたまってぷかぷか浮いてたため、手を広げて大体の長さは測れたのだが 下手すると150cm超えてたかもしれない。
さすがに引き上げて膝に乗せる気は起きなかったですよ。 万一グロッキーから立ち直ってしっぽを振られたら、こちらがカヤックから吹き飛ばされたり、あるいは鋭い歯で大けがしかねない。

幸い上の写真のように頭をタモで支えて空気抜きをしてやったら無事底に戻って行ってくれた。 戻れなくなったらどうしようと思いましたよ。

どうも、、、エサが大きすぎるんやね。 今日に関しては、、、、
サメはもちろんの事 2匹目のブリはいらないし ましてやバカデカニベもいらない。 
ということでやむを得ず尺アジを使っての泳がせは諦め、持ち帰りアジの確保とこの後の泳がせのため小さなアジ狙いで、、、、 といってもアジがかかったらゴリ早巻きする以外の方法はないので、持ち帰りアジの確保は一瞬だが オオモンあたりが好きそうなサイズのアジ確保ができるまで時間がかかり、はっと気づくと昼過ぎに。
で オオモンポイントに行き泳がせを始めるも かかるのはサメばかり。 ただ、この日はラインを即切ってゆくやつばかり、ま、ある意味手間がかからないので救いでもあるんだけど。
それにこの日はポイントを移動してもあちこちにアジの群れがたむろしており、サビキを付けたままだと(サビキの針にオオモン用のアジを付ける落とし込み釣り)底に仕掛けが達する前に別のアジがかかってしまい、まともに他の魚を狙った釣りすらできない状況。
確保した小さめのアジがすべてサメにやられた後は、こんな日にひねくれてサビキなしのジギングをするより、すでにブリ オオモンも確保済みな訳だし、良型アジ釣りに専念したほうが良いのでは と思い直し

良型のみえり好みしながら 20匹ほど確保、、、恐らくこの日は軽く60-70匹は釣った気がする。 そして25cm超のアジをすべてリリースなんて贅沢な釣りをできたのは貴重な体験だ。

帰宅後やけにクーラーボックスが重いので、いくらブリが入ってるとは言え重い。 もしや案外アジって重いの? と思いつき、計量してみると、尺アジって250g前後あるのね。道理で鈴なりだと引くはずだ。  で、 4匹で1kgか。 という事は40匹で10kg。 隣人と話をしていたら、今年は内之浦が不漁続きで 首折れマアジの値段がキロ1000円を超えることもあるそうな。とらぬオヤジの皮算用、今度はリリースなしでアジ釣りをするか! と勢い突く。 が、まあね、さすがにこんな魚探反応の日は続きませんわ。












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