調子の悪い深場の大物狙いはしばらくおまけくらいにして、浅場のライトゲームをまじめにやってみようと思う今日この頃。
さて、今日は典型的な冬場の東海岸出艇日
北からの波風の日
波風の向きが北からにせよ南からにせよ、比較的東寄りになりがちな沖縄本島なので、東海岸は西と違いめったなことで完全な波裏にはならないが、近海波高50～100ｃｍ 風速4～5ｍ/ｓ以下の日と言うのは時々やってきます。 本来晴れの日のほうが穏やかな天気が多いのだが、冬と梅雨時はこういう曇りの日に巡ってくることもある。
とはいえ波高50～100ｃｍ 風速5ｍ/ｓなんてとても絶好の天気とは言えないわけで、当然行ける場所選びに注意する必要があります。
こういう北東からの波風の日は なるべく陸の近いとこ 陸の影になるところ、リーフ際のラインが堤防になってなるべく波裏になるところ を選ばねばならない。
また、風に関しても こういう日の風が穏やかなのは北東から吹く風がちょうど本島と同じような傾き方向で吹くために、やんばるをはじめとする山々に勢いを殺されているからにすぎない場合も多いので、下手に陸から離れると（特に東の方角で沖に向かうと）いきなり風が強まることが多い。
さらに重要なことだが、北東の風と波がたいていの場合シンクロしているので、ちょっと風が強まると予報以上に荒れる。 したがって必ず背後の（帰り道の）方向に絶対に広く逃げ道となる安全な海域をしょっている状態でなくてはならない。 要するにリーフの切れ目からなんて絶対に出艇してはいけないのである。 いくら風裏波裏を選んでも、切れ目からなんて出たらすぐ背後にも波風表のリーフがある訳で、そういうところは三角波が立ちます。
つまり どういうエリアがいいのかと言うのをわかりやすく言えば 金武湾とか大浦湾の北岸ですね。 間違っても南岸ではない。 北東からのうねりが入るので荒れます。
自分はカヤックに乗り始めて最初の２年以上全く沖に出てのジギングと言うのはやっておらず、リーフ周りにへばりつきでサイトのキャスティングばっかりやってました。 今思えばワンパターンなクチナジ釣りばっかりよくやってたなあと思いますが、おかげで普段でかける各海域 リーフの特性に関する知識はたっぷり得ることができた。
だからと言って偉そうに説教したいわけではないが、、、経験者の友人とかと一緒にカヤック始めましたと言う方に最近よく出くわすが、 みんなほいほい沖にジギングにでかけてるようなんで、、、どのくらい出かける海域の知識をみんな持ってるのかなあ、とちょっと心配になるんですよね。
さてという訳で 今日出かけたのは リーフ際サイトキャスティング時代、こういう海況の日に鉄板の安全地帯となるポイントだ。
ここはあまりジギング向きの場所ではない（要するにいい釣果があげられなかった）、、、と、キャスティングからジギングに方向転換して間もなくのころ判断して以来ほとんど来ていない。 が、ジギングを始めた当時の自分より 当然今の自分のほうがスキルはあがってる訳なので、小物の数釣りくらいはできるんじゃないかと。
海況はさすが鉄板、終日波高20-40ｃｍ程度 風速も3ｍ／s前後。
こういうとこですから どこでも釣れるという訳ではなかろうが、海図を自分の蓄積してきたポイント選びの知識をもってよく見れば 以前自分が見落としていたよさげな場所がない訳ではない。
しばらくヤミハタやヤガラ エソと言った穏やかな海域に多いザコどもを釣って遊ぶが、
お、 アカジンじゃないか
オーマチも釣れた
それなりに読みが当たったな。 あんましあちこち行けそうな場所がある訳でもないので、じっくりこの近辺に腰を据えて攻めることにする。
もう一発アカジン
もう一発オーマチ
ハンゴーとしてはかなりでかい
さらにアカジン
そしてまたアカジン
大物はかからないのでアドレナリンも出ないが、おいしい魚が淡々とというか粛々とというか ぽろぽろ釣れてくる
またもやさっきと同じサイズのハンゴー
そしてまたハンゴー さっきのよりかは小さいが これもハンゴーとしては大きいほうだな。
大物の気配はないので、後半はジギング始めたてのころ あんまり釣れんなここは、と判断するに至ったコースなんかをたどってみたが、、、確かに今回もなにも釣れなかった。 魚影も薄かったし。 地形はさほど悪くないんだけどな？ 潮流だな、多分、、、、
などど考えてると 本日初の イカがジグに絡む感触
早速餌木投入で、しばらくエギを抱いてもらうのに時間はかかったが無事ゲット。 2.2ｋｇ
何やかんやで終わってみればそれなりに数は釣れました。 なーんとなくズドーンときてドラグを鳴らす奴がいないともの足りないような、でも こういうのんびりな釣りもいいような、、、、、まあ、浅場のライトゲームをまじめにやるっていう目的は達成したようで。